目次
『開発援助と緊急援助(芹田健太郎著作集第6巻)』
芹田健太郎(神戸大学名誉教授) 著
【目 次】
著作集 はしがき
はしがき
◇序説 国際協力の意義◇
1 国際協力の基礎
一 国際協力の新展開
二 国際協力の形態
2 政府開発援助
一 総 説
二 二国間援助
3 多国間協力
一 総 説
二 国連開発計画
三 国際開発金融機関
◇第一部 援助の仕組み◇
1 一九九二年 現在の日本の技術協力協定の分析
はじめに
一 発効要件
二 条約内容
三 外交・領事条約等との比較
おわりに――日本の国際政策構想能力
2 一九九五年 米国対外援助をめぐる議会と大統領の確執――援助政策の動揺――
一 一九九四年中間選挙――共和党の勝利
二 前哨戦――アトウッド演説
三 前面戦争――下院ギルマン法案・上院ヘルムズ法案
四 浮かび上る対外援助の争点
五 一九九五年秋の理念なき妥協への道
3 一九九三年 ベトナムにおける法整備・国際協力事情
4 二〇〇三年 アルジェリア地震に対する緊急援助の検証――外部評価者としての評価――
一 評価結果
二 教訓・提言
5 国、地方、NGOの災害復興支援の意義と重要性
一 災害の多様性と防災・復興支援の視点
二 被災者の心と必要を満たす支援――社会・文化的背景の考慮と長期的視野の必要
三 国際協力は人びとと社会を強くする
◇第二部 災害と復興支援◇
1 災害と法と課題
はじめに
一 災害のとらえ方
二 支援時期区分
三 NGOは誰を代表するのか――「最後の一人」からの発想の転換
四 課 題
2 災害文化と復興
一 はじめに
二 文化とは何か
三 災害文化とは何か
四 災害文化と復興
3 災害報道から人道報道へ――人間の尊さ謳歌する記事が求められている
一 なぜ「最後のひとりまで」なのか
二 「災害」のとらえ方について
三 日常生活が戻るまで報道の継続を
四 報道記者の目
4 ボランティアを問う――阪神・淡路大震災から――
一 ボランティアと学生
二 市民運動のひろがり
三 「ボランティア元年」の次へ
四 ボランティアへの三つの課題
5 NGOとNPO――「排除の論理」より「包摂の論理」を――
6 市民とNGOの「防災」国際フォーラムの「神戸宣言」にこめた思い――震災一〇年と市民社会――
一 神戸宣言は人権宣言
二 第一回神戸宣言
三 第二回神戸宣言
四 第三回神戸宣言
五 第四回神戸宣言
六 第五回神戸宣言
七 震災一〇年神戸宣言
(神戸宣言資料)
7 CODE海外災害援助市民センター
1 CODE海外災害支援センターの目指すもの
2 基調講演「寄り添いからつながりへ――市民による世界の被災地復興支援」
はじめに
一 CODE一〇周年二〇一二年度基本方針
二 CODEとは何か
三 CODEの目標である「最後の一人」の意味
四 CODEは誰を代表するのか――「最後の一人」からの発想の転換
五 災害に際しての現実の国の役割
六 現実に、国家、国際機関、民間団体の支援活動に際し採っている原則は何か
おわりに
3 第一五回読売国際協力賞受賞スピーチ
4 CODEと市民とつながり
あとがき