目次
『欧米の揺籃期国際人権保障(芹田健太郎著作集第5巻)』
芹田健太郎(神戸大学名誉教授) 著
【目 次】
著作集 はしがき
はしがき
1 ヨーロッパ人権委員会の活動とその性格――人権の国際的保障と国家主権の問題をめぐって――
一 はじめに
二 人権条約及び委員会概観
(一) 人権及び機構
(二) 委員会の構成・管轄・手続
三 事例研究
(一) 人権委員会決定研究
(二) 閣僚委員会決議研究
(三) 人権裁判所判例研究
四 人権委員会の基本的性格
(一) 許容要件審査と決定
(二) 国際審査調停委員会――調停前置主義
(三) 裁判所の当事者
五 おわりに
2 ヨーロッパ人権条約と国内的救済原則――ヨーロッパ人権委員会決定の分析――
一 はしがき
二 尽くすべき救済手段
(一) 法 的
(二) 実効的且つ十分な救済を提供しうる
(三) すべての利用可能な
三 国内的救済原則の例外
(一) 同原則の適用を除外する理由
(二) 同原則の適用除外とならない理由
四 国内的救済原則導入の意義――結びにかえて
3 最近のヨーロッパ人権条約の改正
4 米州における人権の保護――米州人権委員会を中心に――
一 はじめに
二 ボゴタ会議(一九四八)からサンチャゴ会議(一九五九)まで
(一) 米州人権宣言(一九四八)
(二) サンチャゴ会議決議Ⅷ「人権」(一九五九)
三 米州人権委員会
(一) 権 限
(二) 活 動
(三) 権限の拡大
四 米州人権条約案
(一) 米州法律家理事会案
(二) 米州人権委員会修正案
五 米州における人権保護の特色
六 おわりに
5 米州人権裁判所手続への個人の参加
一 はじめに
二 米州の人権保障の現況と課題
三 裁判所手続への犠牲者の直接参加
四 おわりに
補論1 地域的人権機関の役割と課題
一 概 観
二 欧州人権保障制度
三 米州人権保障制度
四 アフリカ人権保障制度
五 いくつかの課題
六 むすびにかえて――東アジア人権委員会設立の可能性
補論2 ASEAN政府間人権委員会
あとがき