目次
『法の思想と歴史第2号』
石部雅亮(大阪市立大学名誉教授) 責任編集
【目 次】
序 言〔石部雅亮〕
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1 学説彙纂研究の比較私法史的断章―東アジアにおけるローマ法研究の一つの方向〔西村重雄〕
Ⅰ はじめに―シルクス「法制史学の百年」講演を機縁として
Ⅱ リエーティ市参事会後見人任命調書(557年)
Ⅲ 「引用法」システムから「学説彙纂」へ
Ⅳ 古典期法における未成年現状回復と善意第三取得者―A.ハルトカムプフの所説
Ⅴ 学説彙纂法文釈義(エグゼゲーゼ)の諸問題
Ⅵ まとめ―東アジアにおけるローマ法研究
2 『イソップ』中の狐・ライオン・狼―マキァヴェッリとの関連で:併せてロバ・犬・猫・人間・神〔笹倉秀夫〕
はじめに
Ⅰ 『イソップ』中の狐・ライオン・狼
Ⅱ 『イソップ』外の〈狐・ライオン・狼〉
おわりに
付論:『イソップ』中のロバ・犬・猫・人間・神
3 4人の内務官僚たちの欧米視察とその影響―内務省労働組合法案を一例に―〔小沢奈々〕
はじめに
Ⅰ 4人の内務官僚たちの欧米視察
Ⅱ 労働組合法案と4人の内務官僚たち
Ⅲ 4人の内務官僚たちの労働組合法論・労働運動論
おわりに
4 大審院長在職前後の富谷鉎太郎〔伊藤孝夫〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 日常と日記叙述の概観
Ⅲ 判検事定年制の導入
Ⅳ 大審院長就任と明治大学混乱収拾
Ⅴ 定年退職
Ⅵ おわりに―退職後の日々
5 明治期の日本人法律家によるドイツの大学における博士論文―第二部:公法学の分野における事例(1)
〔ハンス-ペーター・マルチュケ/(翻訳)阿部津々子〕
序 論
Ⅰ テュービンゲンにおける博士論文
Ⅱ ライプツィヒにおける博士論文
Ⅲ ハレにおける博士論文
Ⅳ シュトラスブルクにおける博士論文
Ⅴ 結 び
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ミヒャエル・シュトルアイス先生を追悼して〔守矢健一〕
1 生 涯
2 研究の足跡と日本人研究者