目次
『憲法研究 第7号』
辻村 みよ子 責任編集
【目 次】
◇特集 司法権と憲法訴訟の課題◇
企画趣旨:司法権と憲法訴訟の課題・再考〔辻村みよ子/山元 一〕
Ⅰ 7号特集について
Ⅱ 本特集所収の諸論稿について
◆1 司法制度改革20年と司法・憲法訴訟―『憲法研究』7号の企画によせて〔山元 一〕
Ⅰ 現在の日本における「社会的自治の危機」
Ⅱ 司法制度改革の理念とその批判
Ⅲ 憲法学から見た司法制度改革20年
◆インタビュー 学者と裁判官としての藤田宙靖〔藤田宙靖/(聞き手)中林暁生〕
◆〈第1部〉司法権の担い手と課題◆
◆2 最高裁判所裁判官の選任のあり方アメリカにおける公聴会制度の運用をめぐる議論と実態〔見平 典〕
はじめに
Ⅰ アメリカ連邦最高裁判所裁判官選任手続の概略
Ⅱ 裁判官の選任基準
Ⅲ 公聴会における質疑応答の範囲
おわりに
◆3 裁判官統制の憲法問題〔松田 浩〕
Ⅰ 課題と視角
Ⅱ 裁判官倫理
Ⅲ 裁判官懲戒判例の分析
Ⅳ プロフェッションとしての裁判官?
◆4 裁判を受ける権利の現在と未来〔宍戸常寿〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 裁判所で裁判を受ける権利
Ⅲ 訴訟事件の裁判を受ける権利
Ⅳ 非訟事件の裁判を受ける権利
Ⅴ 裁判を受ける権利の前提
Ⅵ むすびに代えて―裁判を受ける権利の未来
◆〈第2部〉憲法訴訟の課題と展望◆
◆5 日本の憲法訴訟の歴史と展望〔木下智史〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 日本の憲法訴訟の歴史
Ⅲ 日本の違憲審査制の課題
◆6 憲法裁判所創設論のこれから―問題思考に向けて〔井上武史〕
Ⅰ 伊藤正己の問題提起から四半世紀,でも現状は……
Ⅱ 学説と学派
Ⅲ 「違憲審査の活性化」論
Ⅳ 問題思考へ
Ⅴ おわりに
◆7 比較の中の日本の違憲審査―アメリカから見た日本〔大河内美紀〕
Ⅰ 「似て非なる」違憲審査?
Ⅱ 比較から見えるもの
◆8 比較の中の日本の憲法訴訟―ドイツから見た日本ブランダイス・ルールは最高裁に妥当するか?〔工藤達朗〕
Ⅰ 客観的憲法の保障と主観的権利の保障
Ⅱ 憲法保障機能の効果
Ⅲ 憲法裁判所としての最高裁?
Ⅳ ブランダイス・ルールと最高裁
◆9 憲法訴訟と法律に基づく国際人権訴訟〔手塚崇聡〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ アメリカにおける国際人権訴訟
Ⅲ 「間接的実現」としての国際人権訴訟
◆10 間接的制約論の現状と課題〔堀口悟郎〕
序
Ⅰ 猿払事件判決
Ⅱ 他の判例
Ⅲ 間接的制約論の課題
結
◆11 〈インタビュー〉ニコル・マエストラッチ(フランス憲法院裁判官)に聞く
〔(聞き手)山元 一(山元 一・橋爪 英輔訳)〕
〈書 評〉
◆土井真一編著『憲法適合的解釈の比較研究』(有斐閣,2018年)〔柴田憲司〕
■ 憲法年表(2020年4月1日~2020年9月30日)
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