目次
『人間の尊厳と法の役割 ― 民法・消費者法を超えて(廣瀬久和先生古稀記念)』
河上正二・大澤 彩 編
【執筆者一覧(掲載順)】
森田 修:東京大学大学院法学政治学研究科教授
中田裕康:早稲田大学大学院法務研究科教授,東京大学名誉教授,一橋大学名誉教授
中原太郎:東京大学大学院法学政治学研究科准教授
田中宏治:千葉大学大学院社会科学研究院教授
道垣内弘人:東京大学大学院法学政治学研究科教授
加毛 明:東京大学大学院法学政治学研究科准教授
直井義典:筑波大学ビジネスサイエンス系准教授
山口敬介:立教大学法学部准教授
建部 雅:成蹊大学法学部教授
新堂明子:法政大学大学院法務研究科教授
大村敦志:東京大学教授
金子敬明:名古屋大学大学院法学研究科教授
米村滋人:東京大学大学院法学政治学研究科教授
宇賀克也:東京大学大学院法学政治学研究科教授(同大学公共政策大学院教授を兼担)
大澤 彩:法政大学法学部法律学科教授
河上正二:青山学院大学法務研究科教授,東北大学名誉教授,東京大学名誉教授
新井 剛:獨協大学国際教養学部教授
高橋義明:公益財団法人中曽根康弘世界平和研究所主任研究員
谷 みどり:経済産業省消費者政策研究官
清水真希子:大阪大学大学院法学研究科准教授
白石忠志:東京大学大学院法学政治学研究科教授
滝澤紗矢子:東北大学大学院法学研究科教授
加藤貴仁:東京大学大学院法学政治学研究科教授
金子敏哉:明治大学法学部准教授
桑村裕美子:東北大学大学院法学研究科准教授
長沼 建一郎:法政大学社会学部教授
畑中綾子:日本学術振興会特別研究員(RPD),東京大学高齢社会総合研究機構客員研究員,香港大学SAU PO Center on Aging,Honorable Visiting Scholar
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【目 次】
はしがき
◇Ⅰ 民 法◇
◆1 スコトゥスにおける意思と理性―意思自律の原理とキリスト教教義学史―〔森田 修〕
◆2 永久契約の禁止〔中田裕康〕
◆3 フランスにおける「組織型契約」論の動向〔中原太郎〕
◆4 ドイツ新債務法の2017年瑕疵担保法改正〔田中宏治〕
◆5 債権譲渡における債務者による抗弁の放棄〔道垣内弘人〕
◆6 信託社債と倒産手続〔加毛 明〕
◆7 損害賠償請求権の実効性確保に向けた制度構築について〔直井義典〕
◆8 韓国保証法の近時の展開―日韓比較保証法序説―〔山口敬介〕
◆9 発言の捏造・歪曲からの保護の基礎となる権利―最判平成28年1月21日判時2305号13頁を出発点として―〔建部 雅〕
◆10 社会保険給付と損害賠償との間の損益相殺的な調整―最高裁判所大法廷判決の到達点・後編―〔新堂明子〕
◆11 家族の起源と変遷―問題状況―〔大村敦志〕
◆12 Freeing orderをめぐるイングランド養子法の経験〔金子敬明〕
◆13 個人情報の取得・第三者提供に関する「同意」の私法的性質〔米村滋人〕
◇Ⅱ 消費者法◇
◆14 公益通報者保護制度の実効性の向上に向けて〔宇賀克也〕
◆15 年齢と取引―若年者をめぐる契約法・消費者法の立法的課題―〔大澤 彩〕
◆16 終活サービスと消費者法(覚書)―「日本ライフ協会預託金流用事件」を機に―〔河上正二〕
◆17 振り込め詐欺救済法の意義と課題〔新井 剛〕
◆18 経済的不合理と消費者法―行動経済学からの検討―〔高橋義明〕
◆19 製品安全のソフトロー〔谷みどり〕
◆20 規範の形成とエンフォースメント―ハードローとソフトローの相対化のための枠組み―〔清水真希子〕
◇Ⅲ 市場行動法等◇
◆21 競争法における搾取型濫用規制と優越的地位濫用規制〔白石忠志〕
◆22 景表法における課徴金の性質に関する再検討―減額制度を中心に―〔滝澤紗矢子〕
◆23 企業活動の規律を目的とした訴訟手続が克服すべき課題―株主訴訟からの示唆―〔加藤貴仁〕
◆24 商標法における需要者・取引者〔金子敏哉〕
◆25 ドイツにおける団結権保障と協約単一法の合憲性―連邦憲法裁判所2017年7月11日判決の理論的検討―〔桑村裕美子〕
◆26 社会保険と中間的条項論〔長沼建一郎〕
◆27 医療安全に向けた医療事故調査制度の創設―医と法の協働―〔畑中綾子〕
◇「これまで」と「ここから」〔廣瀬久和〕
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