目次
Ⅰ
悲劇の解読
序――批評について――
太宰治
小林秀雄
付 『本居宣長』を読む
横光利一
芥川龍之介
宮沢賢治
付 童話的世界
あとがき
文庫版のためのあとがき
Ⅱ
世界認識の方法
世界認識の方法――マルクス主義をどう始末するか―― 吉本隆明/M・フーコー
歴史・国家・人間
世界史のなかのアジア
表現概念としての〈疎外〉
註
あとがき
*
ミシェル・フーコーへの手紙
Ⅲ
古くからの旅籠
寓話[『野性時代』連作詩篇21]
海に流した自伝
海におくられてくる風[『野性時代』連作詩篇22]
三郎が死んだあと[『野性時代』連作詩篇23]
木の根に帰る司祭
空の出来ごと[『野性時代』連作詩篇24]
絵本[『野性時代』連作詩篇25]
長い朝[『野性時代』連作詩篇26]
小さな宿駅[『野性時代』連作詩篇27]
はしる島[『野性時代』連作詩篇28]
踏み絵[『野性時代』連作詩篇29]
Ⅳ
ある塹壕
幻想論の根柢――言葉という思想――
〈反逆〉は内向する――田川健三著『イエスという男』を読む――
ゲーテの色
福島泰樹論――風姿外伝――
中上健次論
死のサルトル
ホーフマンスタールの視線
「生きること」と「死ぬこと」
夢・その他
Ⅴ
『野性時代』アンケート
*
島尾敏雄の光と翳
末次弘『漱石文学論』
異教的な風貌
*
『幻想論の根柢』序
『試行』第五四〜五五号後記