目次
罰条による評価
刑罰と峻厳な取扱い
量刑における前科の考慮
名誉毀損罪と相当の理由ある表現活動
「名誉毀損罪における真実性の誤信」の法的処理
英米における名誉毀損罪をめぐる近時の動向
窃盗罪における窃取行為について
2項犯罪の現状
詐欺罪における財産的損害
背任罪における図利加害目的
不正融資の相手方における背任罪の共犯
放火罪の各類型における抽象的危険
人骨素材記念品の刑法的意義
不正アクセス罪における「不正アクセス行為」の意義
アメリカ郵便・通信詐欺罪における「無形の権利」の保護
ドイツにおける企業犯罪と刑事コンプライアンス
日中環境汚染罪の処罰範囲
思想検事の刑罰思想に関する一粗描
日本の刑事司法の特質とその構造的問題点
刑事手続における協議・合意
捜査・公判協力による刑の減免制度
いわゆる「包括的差押え」をめぐる諸問題について
修正4条の保護とその実現
GPSを用いた被疑者等の位置情報探索
犯罪捜査における情報の取得・保管と行政法的統制
裁判員裁判と法曹の意識改革
フランスの刑事司法と「市民参加」法
アメリカにおける陪審員候補者に対する専断的忌避
中国刑事訴訟制度の改革と証拠法
「歴史的」証明について
DNA鑑定とヒューマンエラー
排除法則の抑止効
冤罪防止の視点から見た補強法則と「被告人の犯人性」推認の基準
被告人の証人喚問・審問権と所在尋問の限界
「精神状態の供述」について
共謀共同正犯者が存在するのに「単独犯」と認定することが許されるとした最高裁判例について
日本における死刑量刑手続について
刑事控訴審等における事実審査の在り方
利益再審における確定再審開始決定の拘束力
「案例指導制度」の現状とその問題点
少年司法の社会的基盤
少年法上の「非行」成立要件に関する一考察