目次
総論: 枠組に関する議論 民事責任法における人の死の扱いと人の生の把握方法
データ駆動型社会における民法上の主体・客体・行為論に関する総論的考察
各論1: 生老病死を支える法 凍結卵子の保管をめぐる法的諸問題
成年後見制度利用促進基本計画の背景と課題
高齢者福祉サービスの提供主体の特別縁故者該当性に関する検討
死後委任契約をめぐる諸相
臨終婚について
死の過程におけるインフォームド・コンセント
飼主死後におけるぺットの相続に関する諸問題と動物の福祉 (animal welfare) のための法的対応策についての考察
各論2: 遺族と関わる法 「お布施」の法的意味
内縁・事実婚の居住権の保護
民法787条ただし書の歴史的展開と現在の問題点
預貯金債権の共同相続
保証債務の相続性の肯否
遺産分割と相続債務
遺言の解釈、特に「まかせる」との遺言文言に焦点をあてて
死者の長い手と民法の公序
死の不知と消滅時効
相続回復請求権の消滅時効
相続を原因とする他主占有から自主占有への転換の可否について
隠喩としての生と死: 生と死の「民法」学 民法 (債権関係) 改正で削除された条文の死と生