目次
まえがき
第1章 交響曲の旅路 その1――誰もが知っている作曲家たち
1 そもそもどうして交響曲?
2 『運命』にたたきのめされる
3 そして『未完成』から始まる
4 苦難のブラームス
5 200年後の日本の少年のことまで考えてくれていた『第9』
6 音楽で世界が変わる、ドヴォルザークの『交響曲第8番』
7 モーツァルト『ジュピター』、長い旅路の始まり
8 バッハの交響曲?
9 愛すべき交響曲2つ、シューマンとメンデルスゾーン
10 命を懸けたような音楽『悲愴』
11 宵闇のブラームス『交響曲第4番』
12 人生を回顧する豊かで深い音楽、ドヴォルザーク『交響曲第9番「新世界より」』
13 全編聴きどころ満載、チャイコフスキー『交響曲第5番』
14 ハイドンはまだ?
15 モーツァルトって、すごいです。なんというか、超越してるんです
16 人類の歴史の変化を芸術化した作品『英雄』
17 ベートーヴェン、残りの交響曲も一気に攻め込む
18 そして『運命』
第2章 交響曲を書かなかった作曲家たち
1 交響曲とは? そして交響曲を書かなかった作曲家
2 まだ交響曲がなかった
3 作ろうと思わなかった
4 書きたくなかった
5 時代遅れ
第3章 交響曲の旅路 その2――誰もが知っているわけではない作曲家たち
1 独りよがりの変態的な復讐心と浅はかな狂気――ベルリオーズ
2 世の中の苦しさを全部ひっくるめてドカーンと解き放つ一大花火――サン゠サーンス
3 正座して襟を正して聴かなければいけない――フランク
4 ちょっと寄り道――三大管弦楽曲
5 全身で体感するしかない不可思議な世界――シベリウス
6 衝撃的でトラウマ的――ショスタコーヴィチ
7 過剰なまでのサービス精神――マーラー
8 壮大なる純粋さ――ブルックナー
そうして
あとがき