目次
はじめに
第1部 図書館のこれまでとこれから――個人的な経験から
第1章 戦後の図書館と図書館法
1 図書館法の公布と専門職としての司書・司書補
2 東京オリンピック・パラリンピックと障害者サービス
第2章 図書館振興の新たな展開――一九七〇年前後
1 『市民の図書館』の刊行
2 東京都の図書館政策
3 政令指定都市協議会の整備基準
第3章 一九七〇年代からの図書館活動
1 社会教育不要論――図書館司書もいらない
2 地方政府は図書館政策をもつべきである
3 地方自治体=地方政府の政策事例集
4 人権・プライバシーに関する資料の取り扱いなどについて
5 思い出に残るレファレンス事例
第4章 一九九五年、ブリュッセルG7情報関係閣僚会議
1 十一のプロジェクトと図書館
2 秋葉原自費出版系電子書籍と図書館
3 インターネットの普及とレファレンスサービス
4 情報化社会の到来と図書館、特にレファレンスサービスとの関係で
第5章 図書館のあり方についての疑問と批判
1 「読売新聞」の「無料貸本屋」批判
2 指定管理者制度の導入
3 都道府県立図書館のあり方が再度議論されるようになったが……
4 図書館のコレクション形成の実際
5 『市民の図書館』脱却論?――「図書館界」の誌上討論について
第6章 新しい図書館のあり方
1 新しい図書館の動き
2 文字・活字文化振興法と「施策の展開」のその後
3 デジタル・ライブラリアン講習会の開催
4 「レファレンス協同データベース」の開始
5 二〇〇六年、鳥取県立図書館が新しい県立図書館構想を発表
6 学習指導要領の改定と図書館
7 複写サービスに関わる著作権所有者からの批判
8 ライブラリー・オブ・ザ・イヤー
9 「図書館員が選んだレファレンスツール二〇一五」の実施
10 地方創生レファレンス大賞の開始
11 世界的に見る図書館の新たな取り組み
第2部 これからの図書館のサービスを考える
第1章 図書館サービスの基礎について考える
1 「図書などを収集し、保存して、伝える」について
2 「活用する」について
第2章 図書館で「調べる」を考える
1 図書館で「調べる」と本と人を結び付けることとの関係
2 本を読む、物語を読むに潜む「調べる」
3 図書館に来て本を探すところから
4 「調べる」への環境整備を考える
第3章 レファレンスサービス(質問・回答サービス)と情報源について――最近の変化を中心に
1 変わるレファレンスツールを取り巻く環境
2 国立国会図書館の取り組み
3 各図書館作成の事例集
4 依然として低調なサービス
5 今後のレファレンスサービスの向上に向けて
第4章 学習、読書、地域などのサービス・活動
1 知的な創造方法と新たな学習方法への取り組み
2 読書の重要性について
3 地域との関係について
4 図書館は住民自治の施設である
付:私の図書館との関わり
あとがき