目次
Ⅰ イギリス文学編
第1章 誰が「シェイクスピア」を書いたのか
チャールズ・モウズリー
第2章 シアター座のこと ――シェイクスピアの初演劇場
伊澤 東一
第3章 「アーサー王物語と祝祭」 ――祝祭日の異同の考察
竹中 肇子
第4章 〝パンチ〟とは何か ――「パンチとジュディの人形劇」
須田 篤也
第5章 異人種間の恋愛はどこまで可能なのか
――コンラッドの『島の流れ者』試論 吉岡 栄一
第6章 スペイン内戦とイギリス人作家
――ラルフ・ベイツの戦い 川成 洋
第7章 1960 年代イギリス詩における音楽的展開
――エイドリアン・ヘンリと「リバプール・シーン」
木村 聡雄
Ⅱ アメリカ文学編
第1章 春はまだ早し
――H・D・ソローの倫理観
井上 博嗣
第2章 さざ波の美、その幾何学的規則正しさ
――ソローの美学
奥田 穣一
第3章 パラドキシカルナな逃避
――フォークナー『エルサレムよ、汝を忘れたならば』考察
本間 章郎
第4章 フランクのブルース
――トニー・モリスンの『ホーム』にみる黒人共同体
磯部 芳恵
第5章 シーグラム壁画事件の劇
――ある芸術家の反逆 『赤』を中心に
古山みゆき
第6 章 映画『ブラック・スワン』 ――多重構造のサイコ・スリラー 清水 純子