目次
まえがき
序章 英国の文化政策と映像文化 河島伸子
第1章 『クィーン』が表象するニュー・レイバーと “the people's
princess”
――「グローバル・ポピュラー・カルチャー」の勃興?
大谷伴子
第2章 劇場文化のポリティクスと英国地方都市
――ブレア政権の多文化主義から “Broken Britain”へ
エグリントン みか
第3章 グローバル・ポピュラー・ハリウッドとディザスター映画の
流行
――ローランド・エメリッヒ『インデペンデンス・デイ』の真実
三浦玲一
第4章 英国ヘリテージ文化とグローバル・ハリウッドの<間(あい
だ)>
松本 朗
第5章 グローバル化とオリンピック文化プログラム
――2012年オリンピック大会にロンドンが勝利した理由
太下義之
第6章 「成長」のポリティカル・エコノミーと『アバウト・ア・
ボーイ』
――変容するロマンティック・コメディ 大田信良
終章 ポピュラー・カルチャーのグローバルな再編とはなんだっ
たのか?
――文化的価値の再解釈に向けて 大田信良・大谷伴子
コラム1 「クール・ブリタニア」と「クリエイティヴ・インダス
トリー」 太下義之
コラム2 グローバル・ハリウッドに対応する英国の文化政策と映像
文化
松本 朗
コラム3 『コモン』 三浦玲一
年表 英国映像文化/文化政策を概観する
索引