明治日本の法解釈と法律家 (慶應義塾大学法学研究会叢書 83)

岩谷十郎（著）

通算 2 読みたい！

読みたい読んだ

もっともっと探す

+もっと

の図書館をまとめて探す

近くの書店在庫を調べる

CiNii Booksで大学図書館の所蔵を調べる

詳しい情報

出版社: 慶応義塾大学法学研究会(2012-03-01)

単行本: 642 ページ

ISBN-10: 4766419170 ISBN-13: 9784766419177

ほかのサービスで見る

国立国会図書館サーチカスタマイズ

紹介

近代転換期における法解釈と法律家を考察。我が国における近代的法制度への橋渡しの経過を、法主体（法適用・法運用の任にあたる法律家）の実務的営為の中に再現して叙述する。明治初期から明治10年代初頭に至る制度機構論的な概説を叙述するとともに、15年前後の法典転換期を背景とする刑法法理上のより個別的な問題関心を論じ、また20年あたりの近代法学識の学びと法学教育・学識審査制度の確立、さらに20～30年代に活躍する在野法曹への視点を提示、大正期の陪審法に至るまでの法曹三者による法廷運営の実際をフォローする大著。

はしがき第一章　明治太政官記の法令の世界第二章　訓令を仰ぐ大審院第三章　司法官の近代法適用をめぐる逡巡第四章　不応為条廃止論考第五章　擬律の錯誤をめぐる試論的考察第六章　判決文の近代化―『冗長」と批判された判決書の分析第七章　近代日本法史における「学識」判事の登場―第一回判事登用試験顛末第八章　刑事弁護士研究―馬袋鶴之助の場合第九章　明治刑事法廷異聞資料篇事項索引

書評とコメント

この本の感想を書いてみよう。この本にコメントする