目次
日本語版に寄せて (ポール・ラングフォード)
監修者序文(ポール・ラングフォード)
日本語版監修者序文(鶴島博和)
凡例
図版・地図一覧
序 論 キャスリーン・バーク
第一章 統治者、統治、統治される者 一九四五年以降のイギリス政治
ジョン・ターナー
一九四五年の労働党の勝利 / 戦後再建あるいは「ニュー・エルサレ
ム」 / 一九四五~五一年 / 豊かさの政治 一九五一~六二年 /
現代化論者の挫折 一九六二~七二年 / インフレーションと節度
の崩壊 一九七二~八三年 / サッチャリズムの絶頂 一九八三~
九二年 / 中道の再配置 一九九二~二〇〇一年 / 誰がイギリス
を統治したか 大統領的首相 国家の空洞化 国家と市民社会 中
央集権化と地方自治 政体の柱 ―― 女王、貴族院および教会 イギ
リスはどの程度統治されたか / 「連合ではなく、ただの王国」 ――
連合王国とアイデンティティ 帝国の喪失、移民そして人種 ケルト的
国民主義と権限委譲 / 階級、決定的相違、および社会的政治選挙の政
治 社会運動の政治 / 結論 ―― 二〇世紀後半のイギリスにおける政
治の変質
第二章 経済成長、経済衰退 ジム・トムリンソン
序 / 公共政策問題としての成長と消費 /
経済成長 ―― いくつかの数字といくつかの問題 /
衰退と「衰退論」 / 衰退論の変化 / 衰退と構造的変化 /
地理的分布 / 成長と消費 / 衰退の犯人 /
成長、衰退、国民
第三章 伝統と変容 イギリスにおける社会と市民社会、一九四五~二〇
〇一年 ジョゼ・ハリス
認識と現実 / 再建、耐乏、連帯 /
「市民文化」から「社会革命」へ /
私生活中心主義、多元主義、「個人」の礼賛 /
社会変化を解釈する
第四章 二つの文化か、一つの文化か、それともたくさんの文化か
ピーター・マンドラー
戦後ブルース / イギリスは躍動していたのか /
「躍動するロンドン」から「かっこいいブリタニアへ」
第五章 一九四五年以降のイギリスと世界 衰退の物語かそれとも変容
の物語か デイヴィッド・レノルズ
「金融上のダンケルク」 / チャーチルの「三つの輪」 /
帝国を失い、役割を求めて / 「私は自分のお金が要るのよ」 /
「ヨーロッパの真の心臓部」 / 「自分の体重以上のパンチを放つ」 /
扱いにくい相手なのか
第六章 アイルランド 一九四五~二〇〇一年 「希望と歴史」の間
で ダーモット・キョー
序 / 北アイルランド 一九四五~六三年 /
一九四〇年代終わりと一九五〇年代のアイルランド /
政権に就いたショーン・レマスとジャック・リンチ /
北アイルランドの融解 /
リンチ政権への北アイルランドの危機の影響 /
北アイルランドにおける和平の獲得 /
アイルランド社会の社会的・政治的変化 /
「小アイルランド主義者」と社会的多元主義者の挑戦
結 論 世紀末 キャスリーン・バーク
訳注
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