紹介
法科大学院時代の新たな標準テキスト。「わかる」から「使いこなせる民法」へ!▼民法主査として司法試験考査委員を務めた著者による本格的な民法債権総論の教科書。法科大学院進学希望者はもちろん、一般市民にも身につけてほしい「紛争解決手段としての法」を説くテキストとして、新たな「標準」教科書を提示。▼民法判例の読み方、判例学習の仕方など、1章分の「学習ガイダンス」を収録。民法教育の第一人者である著者が伝える、学ぶための学習のノウハウも随所に満載し、学生の利用にはもちろん、一般の方の独習テキストとしても最適。▼学説の羅列はあえて行わず、「紛争解決のための法」をいかに学び、その知識をいかに「実際に活用可能なもの」とするかに焦点を当て、債権総論を詳述する。▼「大学の法学部に通っているくらいじゃ、なにもわからないんですか」(本書収録の試験問題)。この問いかけに答えるための「紛争解決のための法」を学ぶこれからの新・定番教科書!
▶変わりゆく民法典の「今」を学ぶ。好評の「新標準」講義、待望の第2版が2013年3月に刊行されました。
目次
●第1章 債権総論序説Ⅰ 本書の内容/Ⅱ 民法の一分野としての債権法/Ⅲ 債権と債権法●第2章 債権の内容と種類I 序説/Ⅱ 特定物債権と種類債権/Ⅲ 金銭債権/Ⅳ 選択債権●第3章 債権の効力Ⅰ 債権の効力・序説/Ⅱ 強制履行/Ⅲ 債務不履行/Ⅳ 損害賠償/Ⅴ 受領遅滞/Ⅵ 債権の対外的効力●第4章 責任財産の保全Ⅰ 序説/Ⅱ 債権者代位権/Ⅲ 詐害行為取消権(債権者取消権)●第5章 多数当事者の債権関係Ⅰ 序説/Ⅱ 分割債権・分割債務/Ⅲ 不可分債権・不可分債務/Ⅳ 連帯債務/Ⅴ 保証債務●第6章 債権関係の移転I 序説/Ⅱ 債権譲渡/Ⅲ 証券的債権の譲渡/Ⅳ 民法の債権譲渡と他の法律による債権譲渡/Ⅴ 債務引受・契約譲渡●第7章 債権の消滅Ⅰ 序説/Ⅱ 弁済/Ⅲ 代物弁済/Ⅳ 供託/Ⅴ 相殺/Ⅵ 更改・免除・混同●第8章 学習ガイダンスⅠ 六法の使い方/Ⅱ 学習上の留意点/Ⅲ 民法判例の読み方、判例学習の仕方/Ⅳ 民法学習のコツ/Ⅴ 参考書の紹介とそれらの利用法/Ⅵ レポートの書き方/Ⅶ 期末試験とその受け方/Ⅷ より深い学習へ——民法解釈学とは/Ⅸ より深い学習へ——条文の理解の例/Ⅹ より深い学習ヘ——卒業論文の作成法/ⅩⅠ 終わりに事項索引判例索引