目次
I グローバリゼーションと知の変質 大学の溶解、文化の自殺 吉岡洋 グローバル化と大学知の危機 ——『アメリカの階梯』を通して 西垣通 II 大学〈改革〉を越えて大学の未来 ——新たな改革モデルを求めて 内田樹、金子郁容、室井尚 司会・吉岡洋 III 大学の〈今〉を語る混乱をめぐる記号の消費 外山知徳大学と実践——「危機」の本質とその脱出口 水島久光の現状・断章 榑沼範久大学の匂い 島本浣IV 〈大学〉は何処へ行くのか 大学人が語る大学の傾向 小林哲夫、吉岡洋V 記号論の諸層 パース記号論によるフラメンコ分析の試み 松本明子 〈顔〉の記号論の可能性——メディオロジー的接近の試み 西兼志“パンドラの壷”の中味 ——ソシュールの『一般言語学講義』に準拠して「東大寺献物帳」を解読する 木戸敏郎研究ノート 情報デザインとしての字形論のための覚え書き 阿部卓也研究ノート 二つの「延長」概念からみた人間観 ——丸山圭三郎の記号学を起点として—— 松本健太郎日本記号学会第二五回大会について あとがき 吉岡洋 執筆者紹介 日本記号学会設立趣意書