紹介
「心理学研究モデル論文集」「具体例に即した心理学研究入門書」「統計ソフトRの分析事例編」の3つの顔を持つテキスト。実際の研究例をもとに,研究法の基礎の紹介,研究計画立案のための背景や目的,具体的なデータ収集の手続き,Rでのデータ分析,研究のまとめやコメントなどで詳しく紹介。
【執筆者一覧】(執筆順)
山田剛史(岡山大学大学院教育学研究科准教授) 1章
林 創(神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授) 1章
深谷達史(群馬大学大学院教育学研究科講師) 2章
井関龍太(独立行政法人理化学研究所理研BSI‐トヨタ連携センター研究員) 3章
藤澤啓子(慶應義塾大学文学部助教) 4章
安永和央(日本学術振興会特別研究員:東京大学) 5章
宇佐美慧(筑波大学人間系心理学域准教授) 6章
鈴木雅之(国立情報学研究所特任研究員) 7章
高橋雄介(京都大学大学院教育学研究科特定助教) 8章
尾碕幸謙(筑波大学大学院ビジネス科学研究科准教授) 9章
岡田謙介(専修大学人間科学部准教授) 10章
目次
1章 心理学における実践研究
1章で取り上げる心理学研究
研究の概要
1章で取り上げる統計的方法:信頼性分析(クロンバックのα係数),尺度得点の計算,記述統計(基本統計量,ヒストグラム),独立な2群の平均値差の検定
心理学研究法に関わるキーワード:不等価2群事前事後デザイン
1-1 1章で学ぶこと
1-2 本書全体の構成
1-3 研究の目的
1-4 具体的なデータ収集の手続き
1-5 Rによるデータ分析
1-6 研究のまとめ
1-7 この研究についてひとこと
1-8 1章で学んだこと
2章 心理学における実験研究
2章で取り上げる心理学研究
研究の概要
2章で取り上げる統計的方法:1要因被験者間分散分析,共分散分析,多重比較
心理学研究法に関わるキーワード:実験法,完全無作為1要因デザイン
2-1 2章で学ぶこと
2-2 研究の目的
2-3 具体的なデータ収集の手続き
2-4 Rによるデータ分析
2-5 研究のまとめ
2-6 この研究についてひとこと
2-7 2章で学んだこと
3章 心理学における分散分析
3章で取り上げる心理学研究
研究の概要
3章で取り上げる統計的方法:2要因被験者内計画の分散分析,多重比較,単純主効果の検定
心理学研究法に関わるキーワード:実験法,反応時間データ,プライミング効果
3-1 3章で学ぶこと
3-2 研究の目的
3-3 Rによるデータ分析
3-4 もう少しつっこんだ分析
3-5 研究のまとめ
3-6 この研究についてひとこと
3-7 3章で学んだこと
3-8 付録
4章 心理学における観察研究
4章で取り上げる心理学研究
研究の概要
4章で取り上げる統計的方法:データハンドリング,ウィルコクソン符号順位検定,ウィルコクソン順位和検定,カイ2乗検定
心理学研究法に関わるキーワード:行動観察法,縦断研究
4-1 4章で学ぶこと
4-2 研究の目的
4-3 具体的なデータ収集の手続き
4-4 Rによるデータ分析
4-5 研究のまとめ
4-6 この研究についてひとこと
4-7 4章で学んだこと
5章 教育測定に関する実証研究-安永・齋藤・石井(2012)を研究例として
5 章で取り上げる心理学研究
研究の概要
5章で取り上げる統計的方法:古典的テスト理論(項目難易度と項目識別力),度数分布表,得点率の差の推定,I-T相関の差の推定
心理学研究法に関わるキーワード:調査法と実験法を組み合わせた研究法
5-1 5章で学ぶこと
5-2 研究の目的
5-3 具体的なデータ収集の手続き
5-4 Rによるデータ分析
5-5 研究のまとめ
5-6 この研究についてひとこと
5-7 5章で学んだこと
6章 心理尺度および心理検査の作成と信頼性・妥当性
6章で取り上げる心理学研究
研究の概要
6章で取り上げる統計的方法:記述統計(散布図,相関係数,α係数),因子分析
心理学研究法に関わるキーワード:心理尺度(心理検査・テスト),測定の信頼性・妥当性の諸概念
6-1 6章で学ぶこと
6-2 研究の目的
6-3 具体的な項目作成・データ収集の手続き
6-4 Rによるデータ分析
6-5 研究のまとめ
6-6 この研究についてひとこと
6-7 6章で学んだこと
7章 心理学における調査研究(1)
7章で取り上げる心理学研究
研究の概要
7章で取り上げる統計的方法:マルチレベル分析,尤度比検定
心理学研究法に関わるキーワード:質問紙調査,階層性のあるデータ(マルチレベルデータ),観測値の独立性
7-1 7章で学ぶこと
7-2 研究の目的
7-3 データ収集の手続きとデータの概要
7-4 マルチレベル分析
7-5 Rによるデータ分析
7-6 研究のまとめ
7-7 この研究についてひとこと
7-8 7章で学んだこと
8章 心理学における調査研究(2)
8章で取り上げる心理学研究
研究の概要
8章で取り上げる統計的方法:相関係数,偏相関係数,回帰分析,重回帰分析,階層的重回帰分析
心理学研究法に関わるキーワード:縦断調査デザイン
8-1 8章で学ぶこと
8-2 研究の目的
8-3 具体的なデータ収集の手続き
8-4 Rによるデータ分析
8-5 研究のまとめ
8-6 この研究についてひとこと
8-7 8章で学んだこと
9章 縦断データ解析による因果関係の探索
9章で取り上げる統計的方法:構造方程式モデリング(共分散構造分析),重回帰分析,パス解析,確認的因子分析,潜在変数のパス解析
心理学研究法に関わるキーワード:相関と因果,無作為化配置実験,縦断研究
9-1 9章で学ぶこと
9-2 因果関係を知るために
9-3 構造方程式モデリングによる推定
9-4 交差遅延モデル
9-5 潜在変数間のモデリング
9-6 本章のまとめ
9-7 9章で学んだこと
10章 効果量のバイアスを調べるシミュレーション研究
10章で取り上げる心理学研究
研究の概要
10章で取り上げる統計的方法:分散分析,効果量,バイアス,推定量
心理学研究法に関わるキーワード:シミュレーション研究
10-1 10章で学ぶこと
10-2 研究の目的
10-3 シミュレーション研究とは
10-4 for()による繰り返し
10-5 Rによる実際のシミュレーション研究
10-6 研究のまとめ
10-7 この研究についてひとこと
10-8 10章で学んだこと