紹介
社会心理学を競技スポーツや健康目的のエクササイズの理解に応用。実証的アプローチに質的方法も交え,豊富な研究事例から新たな分野を開拓する。心理学領域での国内の先駆的参照文献となるとともに,学問内外の枠を超え広くスポーツ関係者に向けて。
◆主なもくじ
第1部 エクササイズの社会心理学
第1章 社会心理学,エクササイズ,健康
第2章 エクササイズ行動の社会的認知理論
第3章 エクササイズする意図とエクササイズ行動
第4章 エクササイズと身体的自己
第2部 スポーツの社会心理学
第5章 社会心理学とスポーツにおける動機づけ
第6章 アスリートも感情的
第7章 スポーツにおける集団過程
第8章 攻撃と群衆の暴力
第9章 結論
目次
序 文
第1部 エクササイズの社会心理学
第1章 社会心理学,エクササイズ,健康
1 身体活動とは何か?
2 身体活動が健康に及ぼす効果に関するエビデンス
3 社会心理学の役割
第2章 エクササイズ行動の社会的認知理論
1 意図とエクササイズ行動の社会的認知モデル
2 計画的行動理論の充足
3 社会的行動に関する他の主要な理論
第3章 エクササイズする意図とエクササイズ行動
1 社会的認知理論の限界と意図の過程について
2 自己決定理論
3 自己決定理論にもとづいた実際的なすすめ
第4章 エクササイズと身体的自己
1 自尊心の定義
2 自尊心のモデル
3 エクササイズの文脈における自尊心の研究
4 エクササイズとスポーツにおける摂食障害の問題とエクササイズ依存
第2部 スポーツの社会心理学
第5章 社会心理学とスポーツにおける動機づけ
1 動機づけの定義と動機づけ理論
2 帰属理論
3 社会的認知理論と自己効力感
4 達成目標理論
5 自己決定理論
第6章 アスリートも感情的
1 どうして情動や不安への社会心理学的なアプローチなのか?
2 感情・情動・不安・覚醒・気分の定義
3 スポーツにおける不安に対する社会心理学研究の応用
4 不安とスポーツパフォーマンスの予測
5 スポーツにおける不安の先行因:理論的アプローチ
6 スポーツにおける不安に関する最近の理論
7 スポーツにおける情動に関するその他の理論的説明
第7章 スポーツにおける集団過程
1 集団の定義と概念的な枠組み
2 チームメンバーの能力
3 集団規範
4 集合的効力感
5 集団凝集性
6 役割の曖昧さ,役割効力感とチームパフォーマンス
7 社会的影響
8 ホームアドバンテージ
第8章 攻撃と群衆の暴力
1 スポーツにおける攻撃
2 攻撃の理論
3 攻撃に影響する要因
4 群衆の暴力,集合的攻撃,フーリガニズム
5 群衆の攻撃における影響要因
第9章 結論
1 研究テーマ
2 方法論
3 理論
4 相違点
5 介入と実践
用語解説
索引
文 献
著者・訳者紹介