目次
1章 「動機づけ研究」へのいざない
1節 「動機づけ」を理解するために
2節 認知論的アプローチ
3節 情動論的アプローチ
4節 欲求論的アプローチ
5節 「動機づけ」の複眼的理解に向けて
●第1部 自己と動機づけ
2章 自律性と関係性からみた内発的動機づけ研究
1節 有能感と内発的動機づけ
2節 有能感から自己決定感への展開
3節 自己決定感の段階化と自律的動機づけ
4節 自律性から関係性への展開
5節 3つの基本的欲求の充足とウェルビーイング
6節 内発的動機づけ再考
3章 自己と動機づけ
1節 「他者の期待に応える」という動機とは?
2節 日本人の動機づけの特徴
3節 関係のなかの自己と動機づけ
●第2部 学習と達成
4章 達成目標理論の最近の展開
1節 達成目標理論の概要
2節 最近の理論的問題
3節 達成動機づけの階層モデル
4節 社会的目標説
5節 Wentzelらの教室内の多目標研究
6節 目標構造
7節 結 論
5章 自己制御学習
1節 はじめに
2節 自己制御学習の定義
3節 自己制御学習への理論的立場
4節 実証研究
5節 結 論
●第3部 動機づけ周辺領域の動向
6章 社会文化的アプローチ
1節 動機づけ理論における社会文化的視点の必要性
2節 現代の教育における社会文化的視点の必要性
3節 比較文化的な視点
4節 教師教育に関するヴィゴツキアン・アプローチ
5節 社会文化的アプローチはどこに向かうのか
7章 動機づけ研究の臨床的発展:学習性無力感,絶望感に関する近年の研究動向
1節 学習性無力感の生起プロセスに関する実験的研究
2節 素質としての帰属スタイルと抑うつの生起過程に関する諸研究
3節 絶望感の概念と抑うつ
4節 その他の学習性無力感に関する諸研究
5節 終わりに
8章 終わりに
1節 動機づけの神経科学的側面
2節 今後の動機づけ研究の展望