目次
Part 1: 全人的医療の展開
1章 患者とのコミュニケーション
1節 医療者と患者のコミュニケーション
2節 患者の訴え:その聴き方と応え方
3節 患者と家族への援助
4節 患者間の関係
実習1 ピアカウンセリング実習
実習2 患者の満足度調査
2章 病気と性格・行動パターン
1節 タイプA行動パターンと心臓疾患
2節 がん性格(タイプC行動パターン)
3節 うつ病親和性傾向
4節 突然死・過労死のリスクファクター
実習3 自律神経系機能の評価:心理生理学的アプローチ
実習4 あなたはどの病気にかかる?:主観的病気罹患性を測定する
3章 クオリティ・オブ・ライフ
1節 量から質へ
2節 QOL尺度の構成要素
3節 がん患者のQOL尺度
4節 QOL尺度開発の手順
実習5 小児喘息児のQOL調査
実習6 療養環境のデザイン
Part 2: セルフケアの支援
4章 セルフケア学習
1節 セルフケアとは何か
2節 セルフケア能力と発達課題
3節 セルフケア学習
4節 セルフヘルプ・グループ
実習7 生活習慣病の予防・治療のための健康づくりへのアプローチ
実習8 価値の序列
5章 ライフスタイルと健康
1節 今日的健康観とライフスタイル
2節 ライフスタイルと染色体遺伝子変異
3節 ライフスタイルとストレス,がん免疫力
4節 自己実現と健康
実習9 健康のイメージ:図解KJ法
実習10 ウーロン茶の効用
6章 健康行動の変容と健康心理カウンセリング
1節 健康行動とは
2節 健康行動のモデル
3節 健康行動の変容
4節 健康心理カウンセリング
実習11 挑戦・ダイエット
実習12 住民を対象とした健康支援
7章 障害受容
1節 障害とリハビリテーション
2節 障害受容
3節 障害児の養育・療育
4節 障害者の支援について
実習13 手話によるコミュニケーション
実習14 スポーツ障害のリハビリテーションプログラムの実践
Part 3: チーム医療の展開
8章 医療者としての適性
1節 科学的態度
2節 過剰適応と不適応
3節 技術依存能と問題解決能力
4節 健康行動推進者
実習15 論理的思考訓練:正確な原因帰属を行う
実習16 医療者のための自己成長ワークショップ
9章 医療者の仕事とストレス
1節 さまざまな保健医療の職種とストレス
2節 保健医療従事者のストレスとバーンアウト
3節 保健医療従事者の性格・人間関係とストレス
4節 就労形態とストレス
実習17 バーンアウト調査
実習18 自律神経機能のアセスメント
10章 保健医療場面におけるジェンダー
1節 福祉職,保健医療職における「女性化」
2節 多重な役割従事と役割間の流出関係
3節 夫婦関係の不全
4節 職場のセクシュアル・ハラスメント
実習19 アサーティブ・トレーニング
実習20 ロールプレイ
11章 心理学的アプローチによる医療事故防止
1節 医療事故のとらえ方
2節 事故予防のアプローチ
3節 事故後のアプローチ
4節 安全,安心な医療と心理学の貢献
実習21 人はどのようにエラーを起こすのか
実習22 療育場面における理学療法:その医療事故と対策
12章 医療者教育
1節 現代の医療教育の課題
2節 ヘルス・プロモーション
3節 行動科学的コミュニケーション
4節 実習不安
実習23 看護学生の生活改善講座
実習24 カウンセラーのためのスーパービジョン教育
Part 4: 21世紀における医療の行動科学:カレントトピック
13章 社会の変化と家族の変容
1節 社会の変化と現代生活,心理
2節 子どもの問題
3節 変化する家族の形態
4節 超高齢化がもたらす問題
実習25 いのちの電話相談養成プログラム
実習26 エンパワーメント教育の実践プログラム
14章 癒しと代替医療
1節 「癒し」の時代
2節 「癒し」としての代替医療
3節 「代替医療」の現状,未来および課題
実習27 子どものためのストレス・マネジメント
実習28 トライ! 今どき人気の民間療法
15章 災害等の特殊な状況における支援ネットワーク
1節 外傷後ストレス障害とは
2節 人為災害とPTSD
3節 大阪府立看護大学の阪神・淡路大震災における救援活動
4節 大阪における母体搬送での看護連携ネットワーク
実習29 消防士におけるPTSDスクリーニングの実際
実習30 PTSDの評価面接
16章 医療看護場面における研究と倫理的問題
1節 科学的研究における倫理的配慮
2節 インフォームド・コンセント
3節 医療看護場面における介入
4節 評価研究とクリティカル・シンキング
実習31 リビング・ウィルの作成
実習32 死にゆく人への援助:ロールプレイ