目次
はじめに
序章 人間行動の理解と面接法
1.面接法の定義と特徴
2.面接法の種類と歴史
3.面接法の留意点
4.面接法を使った卒業論文を書くにあたって
第1部 相談的面接法の理論と技法
1章 相談的面接法の概観
1.相談的面接法の定義
2.カウンセリングの基本的理論
3.カウンセリングにおける具体的な応答
4.カウンセリングにおける訓練の問題
2章 相談的面接法の実習:傾聴訓練1(紙上応答構成)
1.実習1:普通の会話との違いを確認する
2.実習2:語られた内容をそのまま返す練習
3.実習3:感情の反射
4.実習4:いいかえ
5.実習5:感情の明確化
6.おわりに
3章 相談的面接法の実習:傾聴訓練2(ロールプレイ)
1.実習1:言語的,非言語的コミュニケーションを通して他者理解をする
2.実習2:話の聞き方が話し手の心理状態に影響を与えることを体験する
3.実習3:相手の話を通して,話し手の生きている心理的世界に目を向ける
4.実習4:話し手と気持ちを共にする傾聴
5.実習5:話し手と共に探索する傾聴
6.実習6:座席の配置によって面接の雰囲気が変わることを体験する
4章 相談的面接法の実習:自我同一性地位面接
1.自我同一性地位面接とは
2.相談的面接法の実習の目的
3.実習の手順
4.自我同一性地位面接を卒論などで使う場合
5章 相談的面接法の実習:回顧法によるいじめ体験の半構造化面接
1.演習のテーマ:いじめ問題
2.演習の実際
6章 相談的面接法の実習:進路指導
1.演習課題「質問紙調査を併用した進路面接」
2.面接に先立って
3.発展学習のために
7章 相談的面接法による研究の実際
1.事例研究
2.相談的面接における実験的研究
3.相談的面接の効果に関する影響
第2部 調査的面接法の理論と技法
8章 調査的面接法の概観
1.調査的面接法とは
2.調査的面接法の過程
3.調査的面接法の有効性と限界
4.調査的面接法の倫理
9章 調査的面接法の実習:ライフコース
1.演習課題「親の20年」
2.研究事例から
3.発展学習のための参考書
10章 調査的面接法の実習:認知発達
1.実習課題「幼児がサンタクロースについてどのように考えているかを調べる」
2.研究事例から
3.発展学習のための参考書
11章 調査的面接法の実習:思考過程・問題解決
1.演習課題「経験的知識と矛盾する現象に対するメンタルモデルの構成」
2.研究事例から
3.発展学習のための参考書
12章 調査的面接法の実習:グループ・インタビュー1
1.グループ・インタビューとは
2.グループ・インタビューの目的と用途
3.グループ・インタビュー・セッションの実習
4.グループ・インタビューの実習の手順
5.司会者の心得
13章 調査的面接法の実習:グループ・インタビュー2
1.演習課題「大学の授業をどう評価するか」
2.研究事例から
3.発展学習のための参考書
14章 調査的面接法の実習:面接法から質問紙法へ
1.折衷的方法のすすめ
2.演習課題「実習生の対処行動の方略を調べる」
3.関連する研究事例から
4.発展学習のための参考書
15章 調査的面接法による研究の実際
1.製品開発活動におけるインタビューの利用
2.目撃証言
3.スクリプト:幼児の園生活
4.ナラティブ研究
人名・事項索引