紹介
博物館法改訂(平成20年)、「博物館の設置及び運営上の望ましい基準」の改訂(平成23年)に対応し、新たに学芸員をめざす大学生にもわかりやすいよう基礎的な事項から丁寧に解説。
第一線の現場に立つ学芸員であり、最先端の研究・教育に取り組む気鋭の研究者たちによって書下ろされた本シリーズは、初学者から高度専門職業人の育成まで、幅広く活用できる教科書として編集される。
第Ⅰ巻は、導入としての「博物館概論」、博物館のコレクション機能を重視した「博物館資料論」を収録。
【執筆者】大堀 哲、水嶋 英治、青木 豊、栗原 祐司、矢島 國雄、柘植 信行、山本 哲也、中山 誠二、鷹野 光行、大島 徹也、山西 良平、中村 隆、牧 慎一郎、中原 史生、小西 達夫、髙橋 修、井上 洋一、浜田 弘明
目次
まえがき
第1部 博物館概論
第1章 博物館学論
1 博物館学の目的 / 2 博物館学の構成 / 3 博物館学の研究方法
第2章 博物館論
1 博物館の定義 / 2 博物館の目的と機能 / 3 博物館の分類 / 4 博物館の施設・整備
第3章 博物館制度
1 博物館の諸制度と法的枠組み / 2 博物館を支える人 / 3 博物館の財政
第4章 博物館発達の歴史
1 博物館の誕生 / 2 近代市民社会と博物館の発達 / 3 日本の博物館の発達史
第5章 地域社会と博物館
1 社会的存在としての博物館 / 2 博物館と地域住民 / 3 博物館と地域コミュニティの形成
第6章 現代博物館の課題
1 文化政策、博物館政策に関する課題 / 2 博物館法に関する課題 / 3 博物館評価に関する課題 / 4 博物館経営に関する課題 / 5 博物館の国際化に関する課題
第2部 博物館資料論
第1章 博物館資料の概念
1 博物館資料の意義 / 2 博物館資料の種類 / 3 博物館資料化のプロセス
第2章 博物館資料の収集・整理,保管
1 収集の理念と方法 / 2 資料の分類・整理、保管 / 3 資料公開の理念と方法
第3章 博物館資料と調査研究活動
1 博物館における調査研究の意義 / 2 調査研究の方法・内容、カテゴリー / 3 館種別調査研究
第4章 博物館資料の活用
1 展示活用 / 2 教育的活用 / 3 情報的活用
第5章 博物館資料の今後と課題
1 収集の困難さ / 2 展示と保存のバランス / 3 資料の情報化
資 料
参考文献-さらに深く掘り下げるために
博物館法
索 引