目次
序詩 老姑壇(ノコダン)
●第一部
自序Ⅰ
泡沫人生
あのころ
風浪の海路
そこでの最初の日
母子離別
保育園
愁嘆場(スタンジャン)
還 元
●第二部
自序Ⅱ
小鹿の松風
ムカイの家
中央公園
小学校
付添人
そ こ
騒擾事件
DDS1
DDS2
人として
脱出の冒険
苛性ソーダ
朴さんの死
小 舟
●第三部
自序Ⅲ
進 学
私の詩
先生だと
感謝の人生
夢の話
小鹿島の松林
月夜に
亡き者との別れ
●第四部
自序Ⅳ
生の終わり
歳月の痕跡、小鹿島
視 線
乞食に青柿
永遠に お前と私はともに
冬の大雪
小鹿島連陸橋
わたしは
立ち止まらないよう
希望の村
わらび――済州島へわらびを採りに
ススキの花
千年の飛揚島(ピヤンド)
小 石
私の人生
●第五部
自序Ⅴ
ヨーロッパヘ
パリにて
ルツェルンの時間
ティトリス、雪山三二三八メートル
白頭山(ペクトゥサン)
長白瀑布(チャンベクポクポ)
シドニーの祭り
ニュージーランド
地の果て――ポルトガル
コルクの木の悲しみ
フェズの道
ジプシーの舞
月桂冠
ガウディの痕跡を訪ねて
月出山(ウォルチュルサン)
耽津江(タムジンガン)ダムに立って
追 憶
内蔵山(ネジャンサン)の紅葉
正東津(チョンドンジン)駅
寂しいその島
待たねば
エピローグ 自分を見つめなおし 人生を振り返って
推薦のことば 悲しみと涙のなかから愛と幸福がこぼれ出てきます/蔡奎泰(チェギュテ)
解説 小鹿島について/川口祥子
訳者あとがき
著者 姜善奉について