目次
はじめに—学力向上と生徒指導をリンクさせる学校組織のつくり方
序章 学校現場の「荒れ」「学力崩壊」—なにが問題なのか?
「荒れ」の克服
「効果のある学校」として
資料:「誰でもどこでも使える小林メソッド」学力格差を乗り越える学校システムがここにある。
第一章 学力向上—そのしくみづくり
「学力」をどう考えるか
「荒れ」と学力向上—私の経験
「学力向上」の基本ベースは授業づくり……だが
基礎学力獲得を保障するしくみ(1)全教科で授業に「復習サイクル」を組み込む—「形成テスト」
基礎学力獲得を保障するしくみ(2)全教科で、基礎・基本習得を枠づける—「金曜日補習」
基礎学力獲得を保障するしくみ(3)数学・英語において効果をあげる全教師支援型習熟度別学習—チャレンジ学習
基礎学力獲得を保障するしくみ(4)保護者に家庭学習を訴えるしくみ—「宿題リスト」
基礎学力獲得を保障するしくみ(5)生徒の学習課題を担任・本人・保護者に明らかにする—「成績データカード」
低学力生徒を焦点化する(処方箋を出す)学年会
保護者の協力を引き出す
第二章 生徒指導—「荒れ」克服にむけて
中学校の抱える問題—「荒れ」
生徒指導の前提—子どもを「把握する」「理解する」とは何か
指導は主観的意図だけで説明してはいけない
事例に対する「属性的理解」と「構造的(状況的)理解」
子どもの生活背景を考える
「集団づくり」と生徒指導
教科担任制の落とし穴—「授業崩壊」を考える
個人の力量に「丸投げ」しない—個人への負荷をやわらげる方策を考える
ツートン・カラーからグラデーションへ
「荒れ」を克服する生徒指導の「しくみ」(1)—四つの視点
「荒れ」を克服する生徒指導の「しくみ」(2)—荒れを拡大させないためのツボ
「荒れ」を克服する生徒指導の「しくみ」(3)—情報を血液として循環させる
「荒れ」を克服する生徒指導の「しくみ」(4)—反省と新方針をセットに
小・中学校が結びつくことで生徒指導問題を減少させる
学校生活環境の違いの問題
第三章 学校経営—「指導力」を考える
「荒れ」た学校は「自然に」立ち直るか?
「荒れ」を克服する八つのポイント
なぜ「荒れ」るのか—私の経験から
「荒れ」にいたるパターン
学校改革をめぐる「神話」
学校の「職場風土」とは何か
教員集団の中に改革のための資源をさぐる
マネージメントとリーダーシップ
なぜ「リーダーがいない」のか
チームワークをつくる
「荒れ」克服の八段階プロセス
あとがき