目次
まえがき
『発達障害白書2024年版』における「発達障害」の表記と定義の統一について
第1部 特集
特集 障害者権利条約の総括所見をめぐって
Ⅰ 障害者権利条約の総括所見をめぐって
Ⅱ わが国における障害者権利条約第1回政府報告審査
Ⅲ 総括所見における法の下の平等(成年後見制度)をどのように評価するか
Ⅳ 法の下の平等(成年後見制度)における今後の期待
Ⅴ 総括所見における自立した生活と地域社会への包容の受け止め
Ⅵ 自立した生活と地域社会への包容(地域生活支援)における今後の期待・1
Ⅶ 自立した生活と地域社会への包容(地域生活支援)における今後の期待・2
Ⅷ 障害者権利委員会の総括所見と今後の対応等について
Ⅸ インクルーシブ教育への今後の期待
Ⅹ 総括所見における労働及び雇用(障害者雇用)の受け止め
XI 労働及び雇用(障害者雇用)における今後の期待
第2部 各分野における2022年度の動向
第1章 発達障害の理解
Ⅰ 知的障害:定義、診断、分類及びサポートシステム第12版の公表と知的障害・発達障害の理解
Ⅱ 知的・発達障害とその近接する境界領域
Ⅲ パラスポーツにおける発達障害の位置付け
Ⅳ 療育手帳判定基準の見直し研究について
Ⅴ ドラマ『リエゾン』の医学監修を通して
■時の話題■
『知的障害:定義、診断、分類及びサポートシステム(第12版)』(AAIDD,1)の日本語訳について
第2章 医療
Ⅰ 境界知能を支援の対象とすべきか?
Ⅱ 精神疾患の診断・統計マニュアル第5版新訂版(DSM-5-TR)の出版
Ⅲ てんかん重積状態へのブコラム投与
Ⅳ 優性遺伝、劣性遺伝から顕性遺伝、潜性遺伝への用語変更の経緯について
Ⅴ 小児の抗うつ薬の使用について
■時の話題■
発達障害と間違われる子どもたち
第3章 子ども・家族支援
Ⅰ 「こども家庭庁」発足
Ⅱ 障害児通所支援施設
Ⅲ インクルーシブ保育
Ⅳ 障害福祉サービス等障害保健福祉分野における予算・制度の国際比較
Ⅴ 発達障害のある子どもの親への支援プログラム
■時の話題■
障害児入所施設への新たな移行調整(大阪市)
場面緘黙のある子どもへの支援
第4章 教育:特別支援学校の教育
Ⅰ 特別支援学校における概況
Ⅱ 特別支援学校と障害者の権利に関する条約
Ⅲ 特別支援学校(知的障害)における文部科学省著作教科書の動向
Ⅳ 複数の障害部門を併置する学校の現状
Ⅴ 都立高等学校における発達障害への取り組みについて
■時の話題■
新しい時代を生きる子どもたちのキャリア発達支援
放課後等デイサービス事業所等との連携
第5章 教育:小・中学校等での特別支援教育
Ⅰ 社会の多様な変動の中での特別支援教育
Ⅱ 小・中学校等での特別支援教育の現状と課題
Ⅲ 小・中学校等での特別支援教育の課題――全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会調査より
Ⅳ 「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について(通知)」
Ⅴ 小・中学校での特別支援学級実践の今
■時の話題■
「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について(令和4年)」
通級による指導の現在(東京都の場合)
第6章 社会参加
Ⅰ 障害者権利条約の総括所見を受けた社会参加のあり方
Ⅱ アートデリバリーを通じて社会とつながる――レンタルアートで社会参加
Ⅲ 社会参加の拠点づくり
Ⅳ 地域活動支援センターの可能性
Ⅴ 社会参加を考える上で重要な「地域共生社会」の考え方
■時の話題■
マリンバがつなぐ地域での日々
社会福祉法人によるフードパントリーの取り組み
第7章 住まい
Ⅰ 障害のある方の住まいを再考する
Ⅱ 障害者権利条約とグループホームのこれから
Ⅲ 脱施設化に向けた現状と課題
Ⅳ 強度行動障害を有する方の地域生活支援
Ⅴ 障害のある方が子どもを産み育てる実際
■時の話題■
医療的ケア児等コーディネーター全国組織発足
支援チーム派遣により高齢・重度化を支える取り組み
第8章 地域での暮らし
Ⅰ 地域での暮らしを支えるさまざまな取り組み
Ⅱ 退屈な毎日を輝かせる余暇の充実
Ⅲ 地域生活支援拠点の整備――世田谷区の取り組み
Ⅳ 通過していくための支援
Ⅴ コレクティブハウスという暮らしの場
■時の話題■
「メタバース」の手法を使って全国障がい福祉物産展・研修会を実施
有料道路における障害者割引制度の見直し
第9章 労働
Ⅰ 障害者雇用の質のさらなる向上に向けて
Ⅱ 就労アセスメントの意義を改めて確認する
Ⅲ 基幹障害者就業・生活支援センターの役割
Ⅳ 法定雇用率の引き上げ等への対応
Ⅴ 就労支援人材育成の動き――高等教育機関の役割への期待
■時の話題■
脳科学(人間理解)を通じた障害者インクルージョンの促進
就労系障害福祉サービス利用者の支援ニーズの実態調査
ソーシャルファームセミナーの取り組み
第10章 権利擁護/本人活動
Ⅰ 障害者権利条約と権利擁護・本人活動
Ⅱ 発達障害と矯正施設
Ⅲ 本人活動の今
Ⅳ 意思決定支援と成年後見
■時の話題■
就労している知的障害のある方々による「さくら会」の活動
余白としてのアトリエひこ、30年
第11章 文化・社会活動
Ⅰ 障害者文化芸術活動の次章幕開けとニューロダイバーシティ
Ⅱ 「障害者による文化芸術活動の推進に関する基本的な計画(第2期)」について
Ⅲ ニューロダイバーシティの歴史と今
■時の話題■
ICTを活用した新たな学びのスタイル――リーン・オン・ミーの挑戦
カードゲーム「こまった課?」を利用したワークショップの取り組み
第12章 国際動向
Ⅰ 再稼働する国際活動
Ⅱ イタリアにおける市民参加型フットボールの推進事例――社会連帯を推進するインクルーシブな取り組み
Ⅲ 「国際リハビリテーション研究会第6回学術大会」開催報告――海外ルーツの人びとの支援を考える
Ⅳ ワールド・ビジョンの国際的な取り組み
■時の話題■
アジア保健研修所(AHI)の研修報告
東京パラのレガシーとして日本(東京)で初めてデフリンピック大会が開催される!
第3部 資料
1 年表
2 統計
3 日本発達障害連盟と構成団体名簿
あとがき
執筆者一覧