目次
はじめに
解説ⅰ:本書で用いた地図表現と分析手法
解説ⅱ:地図でみる日本の姿
第Ⅰ部 人口の状態と健康
1 人口の変化
2 世帯の家族類型
3 人口移動
4 婚姻と出生
5 居住
6 健康状態
7 保健行動
8 寿命と死亡
第Ⅱ部 医療
9 医療機関
10 入院病床
11 在宅医療
12 救急医療
13 薬局
14 受療状況と医療費支出
第Ⅲ部 出産・子育て期の保健と福祉
15 妊産婦と子どもの医療・保健
16 認可保育所
17 多様な保育サービス
18 子育て支援事業
19 学童保育
第Ⅳ部 高齢期の福祉
20 介護保険
21 居宅サービス
22 地域密着型サービス
23 介護保険施設
24 高齢者住宅
25 介護予防
26 孤独死・孤立死の発生と防止対策
27 地域包括ケアシステム
第Ⅴ部 障害のある人の福祉
28 精神病床と障害者支援施設
29 障害者の地域生活を支えるサービス
30 就労支援系サービスと障害者雇用
31 バリアフリー整備
第Ⅵ部 生活困窮者に対する福祉
32 失業
33 生活保護
34 生活困窮者支援
35 母子生活支援と子どもの貧困
第Ⅶ部 保健・医療・福祉の担い手
36 社会保障分野の就業者
37 専門職の労働力需給と賃金
38 福祉の担い手としての住民セクター
図表一覧
引用文献・参考文献
おわりに
前書きなど
はじめに
(…前略…)
本書の構成
それでは、本書を読む人のために、本書の構成を説明することにしよう。
本書の中心となる事項の解説は、ニーズと関連した内容を含む「人口の状態と健康」からはじまり、「医療」「出産・子育て期の保健と福祉」「高齢期の福祉」「障害のある人の福祉」「生活困窮者に対する福祉」の各分野の解説を経て、これらの取組みを支える「保健・医療・福祉の担い手」までの7部構成とし、その下に合計で38の事項を設けた。各事項は独立してはいるが、複数の事項が内容として関係しているものもある。そこで、相互に参照できるよう、他の事項と関連性のある箇所には参照先の事項番号を記号付きで示した。
各事項には4頁の紙幅を割き、その内容は原則として近年の動向を含む概要を示した後に、地図を参照しながら地域的な状況を解説し、最後に課題に言及した。それぞれの事項には解説内容を簡潔に示す見出しを付け、用語等を補足説明する脚注も設けることで、読者が理解しやすいようにした。加えて、適宜文献を引用し、巻末に参考文献とあわせて書誌情報を示した。また、事項解説の前に「地図でみる日本の姿」と題した解説を収録し、日本の自然条件や人口分布、地域区分など、参考となる地図を掲載した。これらを必要に応じて参照することで、本書の理解の助けにしてほしい。
(…後略…)