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子ども・家族支援に役立つアセスメントの技とコツ――よりよい臨床のための4つの視点、8つの流儀

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詳しい情報
読み: コドモ カゾク シエン ニ ヤクダツ アセスメント ノ ワザ ト コツ : ヨリ ヨイ リンショウ ノ タメ ノ ヨッツ ノ シテン ヤッツ ノ リュウギ
出版社: 明石書店
単行本(ソフトカバー): 200 ページ / 300.0 g
ISBN-10: 4750341304  ISBN-13: 9784750341309  [この本のウィジェットを作る]
NDC(9) : 369.4

紹介

その子どもや家族にどんな支援が必要かを見極めるためにはアセスメントが重要。どんな点に留意してアセスメントをすればよいのか、アセスメントからどんな支援が組み立てられるのかを児童福祉臨床のベテランたちが語りつくす。

目次

まえがき


第1部 収集した情報から何を読み取り、どう書くか

1 児童福祉臨床におけるアセスメントの実際(笹川宏樹)
 1 援助と結びついてこそのアセスメント
 2 文脈のなかでアセスメントすること、立場を意識すること
 3 アセスメントの2つのアプローチ
 4 ソーシャルワークのアセスメント
 5 アセスメントツールの活用
 6 心理アセスメント
 7 アセスメントを記述すること

2 心理職はアセスメントで何をすべきか(梁川惠)
 1 情緒障害児短期治療施設の子どものアセスメント
 2 情短施設の親のアセスメント
 3 自閉症スペクトラムのアセスメント
 4 障害分野での発達検査


第2部 子どもが育つ道筋を考える

3 「育ち」と「癒やし」から乳幼児のアセスメントを考える(大島剛)
 1 育つことと癒やすこと
 2 子どもは忙しい
 3 子どもの適応力、回復力、傷ついて学ぶことのすごさ
 4 年齢尺度でイメージする
 5 新版K式発達検査の魅力
 6 津守式乳幼児精神発達診断法の面白さ
 7 人物画を使うこと
 8 発達障害の子どもが描いた人物画の諸相
 9 育ちと癒やしのテストバッテリー
 10 子どもと家庭を取り巻く環境を精査する
 11 現代の家庭を取り巻く事情
 12 家庭の生育歴からみた家族の位置づけと力動
 13 発達促進のための介入
 14 支援のヒント
 15 常に発達する子どもとともに

4 発達保障と支援の枠組みを整理する(菅野道英)
 1 時代の要請に応じて
 2 児童家庭相談の使命とアセスメント
 3 子どもの発達上のニーズ
 4 ペアレンティング能力(保護者の養育能力)
 5 家族・環境要因
 6 アセスメントの留意点
 7 虐待対応とアセスメント
 8 支援者の立ち位置と方法論
 9 包括的アセスメント
 10 虐待家族支援のためのアセスメントと支援計画
 11 最新の情報を取り入れよう


第3部 アセスメントとコラボレーション

5 会議の工夫による展開でアセスメントはもっと豊かになる(宮井研治)
 1 アセスメントと介入は地続きである
 2 アセスメントは、どうしてむずかしくなってしまうのか?
 3 役に立つアセスメント
 4 アセスメントから治療面接が始まった事例――T君の応援会議
 5 勇気づけのアセスメント

6 システムズ・アプローチにもとづく関係機関療法(伏見真里子)
 1 関係機関療法の進めかた
 2 システムズ・アプローチの効能


第4部 どんな視点を介在させて物語るか

7 家族相互作用の見立てと介入のコラボレーション(衣斐哲臣)
 1 臨床における着眼点
 2 家族相互作用のアセスメント
 3 面接室で見られる家族相互作用――非行事例のアセスメントと介入の実際
 4 臨床的に有用なアセスメントツール
 5 アセスメント行為は相対的なもの

8 子ども・家族・拡大システムのアセスメントにおける視点と工夫(川畑隆)
 1 児童福祉臨床は「育ち育てる」ことの支援
 2 子どものアセスメント
 3 家族のアセスメント
 4 援助の目的と介入
 5 再び児童福祉臨床について

 あとがき


 コラム 私はこう読んだ
  補足しておきたいいくつかのこと
  検査結果と判定所見の違い
  子どものもつ力を信じる2人
  次は具体的な支援のコツを
  パートナーシップの重要性
  読み取ってほしい絶妙な運び方
  真実は1つではない
  鮮やか! 相互作用の活性化

前書きなど

まえがき(川畑隆)

 著者たちは、「そだちと臨床」研究会という8名のグループで1993年から活動を始めました。当時、全員が児童相談所の心理職で、児童相談所の心理臨床の独自性を確認し、より豊かなものにしていこうという思いで「児童相談所の実務研究誌『児相の心理臨床』」を同人誌として発行することから、活動を始めました。
 その後は、新版K式発達検査2001を用いた発達相談に関するワークショップや、「対応のバリエーション勉強会」と称するロールプレイによって「援助的対応」を検討する対人援助職の集いの継続、定期刊行雑誌『そだちと臨床』の編集、その他の種々の活動を行ないながら、それぞれの勤務先での臨床活動等に従事し、20年がたちました。
 述べたように著者たちは全員が心理職としてスタートしましたが、自分たちの児童福祉臨床(業務と研究会活動など)に「そだち」と「社会」の視点を大きく取り入れてきました。こう書くと当たり前のことのようですが、狭義の臨床心理学を大事にしている人には、的を広げて焦点を少し拡散したような感覚が生じるかもしれません。でも、この視点は現場には不可欠で、自分たちの実際にやっていることが現場における児童福祉という使命から遊離していないかどうかを点検するときに、クローズアップされてくるものです。
 その著者たち8名がそれぞれに、自分の「アセスメントと(介入)」について書くことにしました。上記のように研究活動をとおして共有してきたことは多く大きいものの、やはりお互いに異なる職場で働き、異なる地域を対象にし、ある者はこの20年間に異なる分野も体験し、当然のこと、異なる考えをもちあわせているからです。したがって、それぞれが描く「アセスメント(と介入)」には自分のなかにこれまで積み上げてきたものが表れるでしょうし、それは児童福祉臨床を行なううえでの中心的な事柄です。
 著者たちには、「あなたが臨床の実践者としてこれまで大事にしてきたことを書いて」とガイドしました。そして「より具体的に書くことによって、この分野の若手によりよい業務へのヒントを手渡して」という注文も付け加えました。
 本書は4部から成っていますが、8名で手分けして各部ごとに2つずつのコメント文を付けました。お互いに補い合い、読者の助けになればと考えました。
 そういう本です。8名が同様なことを書いている部分については、その点で著者たちはつながっているのだと思っていただければいいし、述べていることが矛盾している点については、「そこが面白い!」と思っていただければこのうえありません。
 このような勝手な言い分でペンを進めていきますが、読者のお役に立てれば幸いです。
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