目次
はじめに
Ⅰ パーソナリティ論の歴史
1 はじめに:パーソナリティとキャラクターの比較論
2 パーソナリティ心理学の始まり:古代ギリシアの性格論
3 素朴な類型論から近代的類型論へ
4 ユングによる内向/外向理論
5 ユングの4機能論
6 現代に生きている類型論:血液型
7 オールポートの性格論
8 類型論と特性論の対比
9 特性論にもとづく心理検査①MPI性格検査
10 特性論にもとづく心理検査②YG性格検査
11 性格は何次元構造なのか?
12 ビッグ・ファイブ理論
Ⅱ パーソナリティをとらえる心理検査
1 ビッグ・ファイブ理論にもとづく性格検査
2 交流分析理論をもとに作成された質問紙:TEG
3 実存心理学にもとづく質問紙:PIL
4 神経生理学的知見にもとづくパーソナリティ理論をもとに作成された質問紙:TCI
5 経験的手法によって作成された質問紙:MMPI
6 個人固有の性格次元を明らかにするケリーのレプ・テスト
7 質問紙性格検査によって何がわかるのか?
8 投映法の原理とその活用
9 投映的描画法①バウムテスト
10 投映的描画法②風景構成法
11 現代におけるパーソナリティ・アセスメント
12 パーソナリティ・アセスメントに求められる人権意識
Ⅲ パーソナリティの形成のプロセス:乳幼児期
1 性格の形成:遺伝的要因と環境的要因の考え方
2 微笑の秘密
3 自己感の発生
4 愛着の理論
5 愛着のスタイルの個人差
6 個体としてのパーソナリティ形成:分離・個体化
7 人格形成のグランド・プラン
8 乳児期のパーソナリティ形成:怒りから悲しみへ
9 幼児期前期のパーソナリティ形成:自己コントロールの成功と失敗
10 幼児期後期のパーソナリティ形成:秘密の始まり
Ⅳ パーソナリティの形成のプロセス:学童期から老年期まで
1 学童期のパーソナリティ形成①学びの拡大
2 学童期のパーソナリティ形成②心の世界の拡がり
3 思春期のパーソナリティ形成①自分は何者なのか?の模索
4 思春期のパーソナリティ形成②思春期の危機体験
5 思春期のパーソナリティ形成③自我同一性達成の地位
6 思春期のパーソナリティ形成④大人になるためのイニシエーション
7 成人期前期のパーソナリティ形成①他者と出会う
8 成人期前期のパーソナリティ形成②結婚をイニシエーションの一つとしてとらえる
9 成人期後期のパーソナリティ形成①次世代を育てる営みへ
10 成人期後期のパーソナリティ形成②中年期の心の危機
11 老年期のパーソナリティ形成①人生をふりかえるとき
12 老年期のパーソナリティ形成②老いを生きる
Ⅴ パーソナリティの深層へのアプローチ
1 心のミステリー・ゾーンの発見
2 精神分析の誕生
3 自由連想法の実際
4 精神分析がとらえる不安
5 心の防衛機能
6 神経症とPTSDの理解と克服
7 幼児性欲理論と性格形成
8 分析心理学の出発
9 精神分析の展開①英国の対象関係理論
10 精神分析の展開②米国のネオ・フロイディアン
Ⅵ パーソナリティの成長に関する理論
1 フロイトによる生と死の本能論
2 ユングによる個性化理論
3 アドラーのパーソナリティ理論
4 サリヴァンのパーソナリティ理論
5 ホーナイのパーソナリティ理論
6 マズローの自己実現理論
7 ロジャーズの来談者中心療法におけるパーソナリティの変容
Ⅶ 人生の危機とパーソナリティ
1 人生の危機を乗り越える力:レジリエンスの観点より
2 適応の過程とパーソナリティの成長
3 神経症とその克服の意義
4 神経症への精神分析的アプローチ
5 神経症への分析心理学的アプローチ
6 ストレッサーとパーソナリティ
7 ストレス反応とパーソナリティ
8 ストレス・コーピングとパーソナリティ
9 抑うつ状態とその背景
10 抑うつの薬物療法
11 抑うつの認知行動療法的アプローチ
12 抑うつ状態の心理療法
Ⅷ 特徴的なパーソナリティ
1 心身症とパーソナリティ
2 タイプAパーソナリティ
3 自己愛とパーソナリティ
4 強迫とパーソナリティ
5 演技とパーソナリティ
6 嗜癖とパーソナリティ
Ⅸ パーソナリティに関するジェンダー的アプローチ
1 ジェンダー:心理・社会的な性別の考え方
2 遺伝的性差
3 養育における性差
4 性役割取得とエディプス・コンプレックス
5 自らが選び取るジェンダー・アイデンティティ
6 性別違和の理解
7 恋愛の深層
8 心理的両性具有の可能性
Ⅹ 個人と集団のパーソナリティ論
1 集団の心性
2 個人と社会の葛藤
3 個人が守られる集団
4 個性化と日本人
5 個として集団を生きる:個性化の課題
コラム パーソナリティの基盤を測定する心理検査①
コラム パーソナリティの基盤を測定する心理検査②
人名さくいん
事項さくいん