目次
はじめに
第Ⅰ部 新しい行動原理への挑戦
第1章 新しい行動原理としてのフレンドシップ
1 ギリシア哲学におけるフレンドシップ
2 アメリカにみるフレンドシップ
3 われわれがめざしたい行動原理であるフレンドシップ
第2章 新しい行動原理としてのアントレプレナーシップ
1 アントレプレナーシップを理解するために
1.1 起業という営為
1.2 起業と仲間・集団・組織──仲間をつくるということ
1.3 起業とライフコース
1.4 起業と整備される起業環境
1.5 起業と雇用構造の変化
1.6 起業と女性
1.7 起業と地域経済
2 アントレプレナーシップを発揮する企業、ベンチャー企業
2.1 起業家/企業家(Entrepreneur)とは
2.2 ベンチャー企業の定義
2.3 ベンチャー企業の発展プロセス
2.4 資本政策とベンチャー企業の出口
2.5 ベンチャーファイナンス
2.6 ベンチャー企業の受け皿としての株式会社とそのチーム
2.7 知的財産
2.8 ビジネスプラン
3 アントレプレナーシップの地平
3.1 起業家支援システムとしてのアメリカ型ベンチャー企業統治
3.2 アントレプレナーシップと企業/法人
3.3 アントレプレナーシップと経済システム
3.4 アントレプレナーシップと日本人
4 アントレプレナーシップとイノベーション
4.1 イノベーションとは
4.2 創造的破壊
4.3 ドラッカーとイノベーション──七つの機会とは
4.4 イノベーションジレンマと大企業の陥穽
4.5 イノベーションと産業構造・産業組織
4.6 日本の製造業の成功体験とその後のデジタル革命
4.7 モジュール化と新しいイノベーションの形としての「疎結合」──「個の自律と組織の自律」という喫緊の課題
4.8 個・組織とイノベーション──デザイン思考をもつために
第3章 新しい行動原理としてのシティズンシップ
1 シティズンシップを自覚するために
1.1 われわれの住んでいる地域コミュニティを相対化してみよう
1.2 生活空間にいる人を相対化してみよう。
1.3 時代を相対化してみよう
1.4 他者との関係性
1.5 秩序を求めて
1.6 地域とは何か、国とは何か
1.7 シティズンシップと日本の地方制度
2 シティズンシップの地平
2.1 シティズンシップの系譜
2.2 シティズンシップを発揮する生活空間の考え方
2.3 シティズンシップと自由
2.4 シティズンシップ教育
2.5 日本人と公・公共
2.6 アメリカの地域コミュニティの風景と地域のガバナンス
2.7 シティズンシップとソーシャルキャピタル
第Ⅱ部 理想とする社会を求めて
第4章 キャリアの先進国アメリカ人のめざすまち・めざす社会
1 アメリカのまちづくりの思想──エッジシティからサステイナブル・コミュニティへ
2 アメリカ人がめざす社会、そしてEU
2.1 社会学者ベラーたちの描く未来
2.2 新しい社会づくりに向けた地域市民の実践
2.3 そしてEU
第5章 日本はこれからどうすればよいのか
1 近代に翻弄される前の江戸というサステイナブル社会
2 現代の日本が認知する日本の未来像
2.1 『「21世紀日本の構想」懇談会報告書』
2.2 「司法制度改革審議会意見書」
2.3 新教育基本法
3 近代という枠を越えようとする3 人の経済学者の考え方
3.1 定常型社会
3.2 成長呪縛からの解放と地域主義
3.3 Small is beautiful.
4 究極の行動原理としてのスチュワードシップ
Case Study 市民起業家についての考察Ⅰ
地域蘇生のために彼らは何をしたのか
Case Study 市民起業家についての考察Ⅱ
NPOを組成して彼らはどのようにプロジェクトを遂行したのか