目次
はじめに
第一部 分析と提言
第1章 自然エネルギーを中心とする日本のエネルギー計画
【槌屋治紀】
1 はじめに
2 地球温暖化とパリ協定
3 脱炭素社会シナリオ2050
4 将来のエネルギー需要
5 自然エネルギーのポテンシャルと導入見通し
6 自然エネルギーによる供給
7 二つのシナリオ
8 温室効果ガスの排出量
9 費 用
10 おわりに
第2章 専門家委員会、市民討議、政策形成
──エネルギー政策形成過程の日独比較
【壽福眞美】
1 はじめに
2 2012年「革新的エネルギー・環境戦略」──3・11以前と以後
3 ドイツ「エネルギー転換」の道──政治と科学の関係
4 政治的決定から社会的合意形成へ(2011〜2018年)
5 おわりに
第3章 パリ合意に逆行しない日本のエネルギー政策および気候変動政策を策定するために
【明日香壽川】
1 はじめに
2 気候変動による影響
3 気候変動対策の国際・国内枠組み
4 石炭火力新設と政府施策との不整合
5 これまでの温室効果ガス排出削減数値目標策定プロセス
6 石炭火力発電所に対する訴訟
7 おわりに
第4章 ドイツのエネルギー大転換
──日本のエネルギー政策への教訓
【吉田文和】
1 はじめに
2 ドイツの脱原発
3 「ドイツのエネルギー大転換」
4 ドイツのエネルギーの現状
5 おわりに
第二部 総括討論
【壽福眞美・飯田哲也・槌屋治紀・荻本和彦・藤野純一・明日香壽川・吉田文和】
2050ビジョンと現在の新傾向の統合
定性的・定量的分析の統合
日本の再生可能エネルギー政策の問題点とその原因
FITの評価と今後
核エネルギーという負債
熱エネルギー政策をめぐって
温暖化問題とCCS
交通問題とエネルギー政策