目次
序 論
第一章 枢軸国──東京,ローマ,ベルリン
日本のアニメ
イタリアのアニメ
ドイツのアニメ
(ナチスとミッキー・マウス/映画統制とその経済的背景/リーフェンシュタール,フォード,ウォルト・ディズニー/国家社会主義のジレンマ/映画業界の支配とプロパガンダの実践/「退廃芸術」への抑圧/映画の略奪と対抗宣伝/反ユダヤ主義のアニメ/宣伝教育/ドイツ・アニメーション映画会社/ハンス・フィッシャーケーゼン)
ドイツ支配下のヨーロッパ・アニメ
(ベルギー/デンマーク/ノルウェー/オランダ/チェコスロバキア/ギリシャ/第三帝国の崩壊)
コラム * アニメーション,プロパガンダ,中立国
(スペイン/スイス/スウェーデン)
第二章 フランスは例外か?
三〇年代と奇妙な戦争
映画産業の新体制
アニメーション制作の組織
アニメーションの二つの様式の対立
新しい美学を求めて
アニメーションと反ユダヤ主義
エピローグ──釈明のとき
コラム * アニメーション,プロパガンダ,音楽
第三章 連合国
日本の中国侵略
ソヴィエトのアニメ
アメリカの戦争機械
(三〇年代──カートゥーンにとっての暗黒時代?/「真珠湾を忘れるな」──戦時のアメリカ/ワーナー・ブラザーズ・スタジオ/メトロ=ゴールドウィン=メイヤー/ウォルト・ディズニー・スタジオ/プロパガンダ・人種差別・カートゥーン/プロパガンダ・軍隊・カートゥーン/プロパガンダ・検閲・カートゥーン/ユナイテッド・プロダクションズ・オブ・アメリカの革新)
日常生活に耐えるイギリスのプロパガンダ
カナダ国立映画制作庁
コラム * アニメーション,プロパガンダ,動物
結 論/訳者あとがき/原注/文献一覧/原資料/索引