目次
緒言
第五版のための覚え書
A 序論──科学史の対象
I 追憶
B コペルニクスの世界の中のヴェサリウスの人間
C ガリレイ──業績の意味と人間としての教訓
D フォントネル──哲学者にして科学史家
II 解釈
オーギュスト・コント
E オーギュスト・コントの生命哲学と十九世紀フランスにおけるその影響
F オーギュスト・コントからみたモンペリエ学派
G オーギュスト・コントのフェティシズム論における宗教史と科学史
チャールズ・ダーウィン
H 一九五八年における「生存闘争」と「自然淘汰」の概念
I 心理学の観点からみたチャールズ・ダーウィンによる人間と動物
クロード・ベルナール
J クロード・ベルナールにおける実験医学の概念
K クロード・ベルナールにおける実験の理解と技術
L クロード・ベルナールとビシャ
M クロード・ベルナールからガストン・バシュラールに至る方法概念の進展
ガストン・バシュラール
N ガストン・バシュラールのエピステモロジーにおける科学史
O ガストン・バシュラールと哲学者
P ガストン・バシュラールにおける弁証法と否定の哲学
III 探求
生物学
Q 生物学のエピステモロジーにおける特異なものと特異性について
R 科学としての生理学の形成
S 十九世紀における甲状腺の病理学と生理学
T 十九世紀における反射概念
U 生物学の発見におけるモデルとアナロジー
V 生物学的思考における全体と部分
生物の新しい認識
W 概念と生命
心理学
X 心理学とは何か
医学
Y 治療学、実験、責任
Z 医学における合理性の権能と限界
原注
訳注
解説 カンギレムの主要業績 (金森 修)
あとがき