目次
序論
概観
第一章 憲法パトリオティズムの略歴
ドイツ人の罪の意識から生まれた憲法パトリオティズム──自由なコミュニケーションから共和主義的忠誠へ
ハーバーマスの憲法パトリオティズム──「合理的な集団のアイデンティティ」に向けて
源泉、補完物、そして連帯
「ドイツの」憲法パトリオティズムにまつわる結果と特色
教授たちの夢……?
第二章 特質なきネーション?──憲法パトリオティズムの理論に向けて
憲法パトリオティズム理論の要点とは何か?──いくつかの社会学的疑問
愛着の対象──普遍的規範と憲法文化について
憲法パトリオティズムは我々のものなのか?──特殊性の要件
愛着とエージェンシー──すべてが両義的か?
憲法パトリオティズムの限界と、リベラル・ナショナリズムとの比較について
もう二つの反論──憲法パトリオティズムは国家主義であるのか、そして市民宗教であるか?
実践的な憲法パトリオティズム?
第三章 ヨーロッパにおける憲法パトリオティズム?──記憶、闘争性、道徳について
教育としての立憲主義と万能薬としての立憲主義?
ヨーロッパの記憶をめぐる神秘和音?
闘争性──「非ヨーロッパ的活動」?
EUの憲法道徳──穏当な提案
後記─それで十分か
謝辞
監訳者あとがき
原注
索引