目次
我が国に於ける料紙の歴史について
律令制公文書の料紙について
料紙抄造の変遷
近世の社会・組織体と文書料紙
手実紙の由来
平安期の古文書研究における現物調査の意義
東京国立博物館所蔵文書に見る料紙の変遷について
文化庁保管の『九条殿御集』について
中世軍記史料における料紙表現
東大寺所蔵「右大将家御書案文」について
古文書料紙の使用法覚書
『中院一品記』所収光厳天皇宸筆書状の料紙について
封をする経巻
足利義政初政期の幕府文書にみる「御判紙」
十五世紀~十七世紀近衞家の書札礼
端裏ウハ書をめぐって
「紙」に関する古文書学用語の一考察
東寺百合文書に伝存する起請文の料紙〈牛玉紙〉
鎌倉府発給文書に関する一考察
室町期武家文書の竪切紙書状
「伊達氏重臣遠藤家文書」の料紙について
二枚一重の折紙
戦国期越後における竪切紙の文書発給について
「色部氏年中行事」にみえる料紙について
前田利常後見期の加賀藩知行宛行状について
近世大名家における目録の料紙と書札礼
江戸後期の富山売薬における紙の使用について
十九世紀における古文書調査と記憶継承
中世聖教の料紙
東大寺大仏殿修正会張文の形態と機能
寺院における小高・大高檀紙の利用と機能
「巻数」と料紙
中世後期における東大寺の教学活動に関する試論
大徳寺の文書箱・法衣箱と曝涼について
中国古文書料紙研究への視角
紙覚書
清代戸部精微批文勘合小考
江戸時代初期の東南アジア諸国との外交文書料紙について
琉球国の芭蕉紙について
文書紙の繊維組成及び填料の観察
マユミ紙についての一私考
紙漉と古文書
古文書・古文書料紙の保存修理