目次
写真性と反写真性へのこだわり
『光画』-写真論の黎明 写真に帰れ 現代写真芸術断想 写真芸術の内容と形式 日本における写真芸術の現段階とその危機 フォト・モンタージュとは何か?
『光画』-コラム一束 創始時代の写真は何故美しい? 雑記 「ウルトラ・フォト・オブエクティーフ・リング」の紹介 赤外線写真 暗黒写真 ゴムレンズ 天体写真の一つの試み 報道写真について
写真・昭和五十年史と写真家 絵画模倣から芸術写真へ 日本の近代写真の夜明け 高まる報道写真志向の熱 名取洋之助君のこと 探りつづけた庶民の哀歓 木村伊兵衛君のこと 目覚めた記録性への魅力 悲哀を耐えて惨禍を撮影 撮りつづけた日本人の心 土門君のこと 裏日本の風土に魅せられ 歴史に残る東京裁判撮影 日本の自然、故郷を愛して
二十一世紀の写真家たち 近代写真の先駆者 写真芸術の第一線を行く人々-アンリ・カルティエ=ブレッソン 写真芸術の第一線を行く人々-ロバート・キャパ レンズに通う温かい血 写真芸術の第一線を行く人々-ロベール・ドアノー 写真芸術の第一線を行く人々-生きたパリの眼-ブラッサイについて ロバート・フランクと『アメリカ人』 "セーヌ左岸の恋"を謳い上げる "コンポラ"派の写真家たち
「写真」への発言 写真文化とアマチュア作家の道 写真批評の諸問題 写真的表現の特質について 写真家の自由について 写真の記録性について 主観と客観 現代写真界の動向 写真家は歴史の忠実な証人たれ 体験を通じての写真芸術 ピクチュアレスクネスの克服 事実に即して真実を伝えよう クラインのルポルタージュ ルポルタージュとドキュメンタリー 模倣から脱皮して創造の新年を 写真は何のためにあるか 報道写真は非演出を堅持せよ
付録美術論 後期ローマ時代の建築に現れたる芸術欲求
解説 いまだ、心に届く写真の言葉