目次
論稿篇 MSA論議前の「対内的実力に関する近代戦争遂行能力論」
核兵器廃絶を追求した民主主義法学者
予防法学としての請願権の行使
平和的生存権をめぐって
現代憲法における二つの基本課題
人身の自由の憲法的基礎
わが国の自然災害救助制度に関する憲法的考察
渡辺洋三・平和憲法論の根底にあるもの
憲法改正手続法の問題点
家族と憲法
「国民の権利利益の実効的救済」にかかる行政判例と学説の相剋
事実行為の権力性に関する一考察
マンションの原始規約の設定
水利権研究への比較法的視点
産業廃棄物処分場に関する最近の民事差止め二判決(全隈・鹿屋)について
三度、市民法の劣化を憂える
自然・景観保全と農業的土地利用
継続的土地利用と黙示の契約
相続における生活保障的機能の問題点
入会権における慣習
農地所有権論の現在と農地制度のゆくえ
入会権解体の行政的要因
遺産分割の錯誤無効と税法
名張毒ぶどう酒事件の検討
死刑について
「市民」的治安政策と裁判員制度の本質について
格差社会と厳罰化
裁判員制度立法過程の検討序説
刑事法における社会学と法解釈学
「労働は商品ではない」とは何か
労働における均等待遇と人間の尊厳
「自己利益」と市場
労働法・法社会学論争の教えるもの
労働法におけるソフトロー・アプローチについて
平和と民主化を目指す文筆構想
わが国の法律家制度の特質を考える
ロシアにおける法と慣習
道徳の法化と市民的道徳の形成
渡辺法学の構図
「社会構成体と法的上部構造」論追想
布施辰治「自己革命の告白」(一九二〇年)
平野義太郎法学に関する備忘録
植民地帝国日本における内地・朝鮮・台湾統治法の比較研究
随想篇 渡辺さん、川島先生、来栖先生
ほか