目次
伝統文化篇 「未知生焉知死」再攷
第三の天人の分
李白の「清平調詞」と白居易の「長恨歌」
方干について
『白氏文集』茶詩序説
善書宣講における勧善と娯楽
亀井昭陽を魅了した清楽
論長崎唐人貿易中的茶文化交流
穿越時空的經典
近代文化篇 日中『中国文化史』の初期著作における「西学東漸」
「支那趣味」から「大東亜共栄」構想へ
矢原礼三郎と邵冠祥
周作人文学における「雅」と「俗」
一九四〇年代雑誌『新東方』文芸欄の一考察
郭沫若「鄭成功」について
施蟄存と穆時英の文学における女性像
黄遵憲的《朝鮮策略》与中日韓近代文化交流
現代文化篇 老舎と石揮
たかがタイトルされどタイトル
硬骨の文人
文革期文学における集体創作の再検証
流沙河「草木篇」批判始末
中国同性愛小説の作家とその周辺
『人民文学』の復刊について
牟森に関するノート
路遥の初期作品
母と娘の物語
ポストモダニズム評論と「先鋒派」の文学史的位置づけ
中国と日本との異文化理解
台湾文化篇 「『第三代』その他」を読む
劉大任『浮游群落』に見る六〇年代台湾青年の思想と行動
李喬『寒夜』と饒舌体の語り
[ア]弦「大佐」について
黄霊芝文学雑感
岡崎郁子著『黄霊芝物語』から考えたこと
境界文化篇 The vigil of a nation論
一九四八年香港の『白毛女』公演
文学作品に見る「スージー」と香港
聶華苓『桑青與桃紅』初版における政治関連部分の削除
華文作家としての高行健
モンゴルの服飾文化
阪神地区における技術者層華僑ネットワーク一考
言語文化篇 雲南省大理白族白語文字の創定とその普及問題の現在
東南方言における授与と受動
ポライトネスの文法
「交渉」源流考
魯迅篇 魯迅「祝福」についてのノート. 1
魯迅と唐俟
翻訳文体に顕れた厨川白村
私も魯迅の遺物