南北朝動乱と王権 (教養の日本史)

喜良, 伊藤（著）

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出版社: 東京堂出版(1997-07-01)

単行本: 286 ページ

ISBN-10: 4490203187 ISBN-13: 9784490203189 [この本のウィジェットを作る]

本書は、「日本国」という国家の中で、幕府と朝廷という二つの政府が繰り広げる支配と協調、争いを霜月騒動から観応の擾乱までを建武政権を中に置いて検討している。そして、その中で国家や王権の問題にも触れ、動乱の中での権力の特徴は何であったのか、また王権の構造はどうなっていったのかというような点も触れる。

第1章歴史と文学の狭間第2章鎌倉末期の公武確執と政治思想第3章徳政と公武政権第4章建武政権の成立をみる第5章二つの政府から一つの権力へ第6章「公武一統」新政権の崩壊過程第7章再度公武権力の支配へ終章観応の擾乱と公武両政権