目次
第一章 科学の誕生と科学認識
一 科学の誕生
二 科学の本質
科学とは何か
科学的方法
三 技術の目的
四 科学技術の役割
五 科学史と科学哲学
第二章 科学と技術の歴史
一 古代オリエントの自然観
古代オリエントの技術
古代オリエントの自然観
知識の体系化
二 ギリシャの科学革命
ギリシャの科学時代
ギリシャの自然観
(一)イオニア的自然観
(二)イタリア的自然観
アレキサンドリアの技術と科学
アレキサンドリアの天文学
三 ローマの科学と技術
四 アラビアの科学と技術
五 西洋近代科学の潮流
ヨーロッパ近代科学の夜明け
(一)ヨーロッパ人が接したイスラムの学問
(二)スコラ学の成立
(三)コペルニクスの時代の知識体系
(四)ヨーロッパの大学のはじまり
科学革命
(一)科学革命という概念
(二)ルネッサンスの思想
(三)キリスト教的思考からの離脱
(四)十九世紀の大学
第二次科学革命と十九世紀の科学と技術
(一)産業革命と技術の先行性
(二)科学に基づいた技術
(三)十九世紀における技術の背景
二十世紀の科学技術
第三章 科学が導いた新思考と科学思想
一 時間の概念
時間を測るということ
(一)天体による時間の測定
(二)地上の物理現象を利用する時間の計測
(三)歯車を利用した時間の計測
(四)原子時計による時間の計測
(五)理想的な時間記録機
(六)人間の時間感覚
暦による時間の規制
(一)西暦(グレゴリオ暦)
(二)キリスト教時代が抱えた問題
(三)世界標準への歩み
各国の暦
(一)国際標準としての西暦
(二)中国の暦
(三)イスラム暦
(四)ヘブライ暦
(五)チベット暦
(六)インド暦
(七)エチオピア暦
(八)マヤ暦
(九)タイ暦
(十)和暦
二 空間の概念
空間をどのように把握するか
時間と空間の相対性
空間の概念
(一)ミクロの世界と光技術
(二)マクロの世界と天文学
三 複雑系とカオス
複雑系の科学
カオス
(一)カオスの発見
(二)「カオス」と「でたらめさ」
(三)カオス研究とコンピュータ
第四章 情報の科学
一 情報の概念
情報に関する研究
情報の処理と伝送
情報の概念
情報の実態
情報の価値
二 情報の特徴
三 情報の研究
四 情報量とエントロピー
情報量
(一)情報量の定義
(二)情報量の加法性
(三)自己情報量の定義
平均情報量とエントロピー
(一)情報源
(二)平均情報量
(三)エントロピー
(四)エントロピーの単位
(五)エントロピーの性質
(六)不正確な通報の情報量
(七)エントロピー概念の応用
五 あいまいな情報(ファジー)
あいまいな情報
あいまいな情報の例
あいまいな情報の応用
六 情報の技術
情報処理の一方向性
情報のシンボル化とセンサーの役割
電気通信と情報処理の要素技術
システム技術と要素技術
純粋科学と情報技術の相互依存
第五章 コンピュータの世界
一 計算する機械
歯車式の計算機械
手動式のレジスタとそろばん
計算機械の数学モデル
コンピュータ・ハードウェアの進化論
ディジタルコンピュータの原理
二 ハードウェア
コンピュータの機能と装置
三 ソフトウェア
アルゴリズム
データベース
ソフトウェア工学
(一)ソフトウェア工学の誕生
(二)ソフトウェアのライフサイクル
(三)ソフトウェア工学の手法
五 情報科学とコンピュータの世界
情報行動と情報技術
コンピュータ・サイエンスの世界
第六章 情報技術(IT)とマルチメディア
一 情報通信技術の変遷
二 情報とメディアの機能
情報とメディア
メディアの機能
三 マルチメディアの出現
メディアの変換
メディアの統合
メディアの人工知能化とパーソナル化
四 現代のマルチメディア
放送系メディア
(一)放送衛星による放送
(二)通信衛星による放送
(三)文字多重放送
(四)ハイビジョン放送
(五)CATV
無線系メディア
(一)通信衛星
(二)移動体通信
(三)無線LAN
第七章 社会の情報化とパラダイムシフト
一 社会の情報化
情報化社会の意味
パラダイムシフト
社会の情報化とパラダイムシフト
二 情報革命とパラダイムシフト
第一次情報革命―情報伝達の道具から思考の道具としての言葉の使用
第二次情報革命―情報の伝達、記録メディアとしての文字の発明
第三次情報革命?情報の複製メディアとしての印刷術
第四次情報革命―電気通信と電話、ラジオ、テレビの普及
第五次情報革命―コンピュータの実用化
第六次情報革命―情報通信の到来、電気通信とコンピュータとの融合
第八章 ITの普及がもたらす社会
一 ニューエコノミーの出現
ニューエコノミーとは
新しい経済法則
ITと企業
二 新しいコミュニティの誕生
IT時代の社会的合意形成を作り出すコミュニティ
科学技術が創り出したITコミュニティ文化
(一)フリーソフトウェア文化
(二)オープンソースソフトウェアの考え方
(三)インターネット・コミュニティ・モデル
サイバー社会を実現するための科学技術
三 ITと教育
教育の情報化の取り組み
大学や企業におけるeラーニングの取り組み
eラーニングの仕組みと課題
四 科学技術と生活
地球環境を修復する科学技術
(一)環境保全と新エネルギー技術
(二)廃棄物のリサイクル技術
医療・福祉を支える科学技術
(一)ライフサイエンスへの期待と不安
(二)医療と福祉への期待
五 IT社会における新たな課題
コミュニケーション形態の変容
(一)移動体メディア・コミュニケーション
(二)文化の均一化の危惧
情報公開と著作権およびプライバシー保護
(一)情報公開
(二)著作権
(三)プライバシー保護
ネットワーク犯罪
(一)情報テロリズム
(二)職業倫理と情報倫理
参考文献
あとがき
人名索引
事項索引