紹介
☆10期連続過去最高益更新中、急成長ワークマン仕掛け人、待望の処女作!
☆ワークマンは「しない会社」だ。残業しない、ノルマ課さない、極力出社しない、社内行事しない、接客しない、競争しない、値引きしない、顧客管理しない、取引先を変えない、社員のストレスになることをしない、期限を設定しない、対面販売しない。とりわけ「頑張る」ことはしないどころか禁止されている。なのに売上・利益・店舗数は右肩上がり。「残業するくらいなら決算期を遅らせろ」と本当に決算発表を遅らせたが、株価に影響はなかった。「しない経営」を実践したら「三方よし」どころか、社員、顧客、取引先、加盟店の「四方よし」になったという。
☆急成長のカギは「しない経営」×「エクセル経営」=「第2のブルーオーシャン市場拡張(客層拡大)」の方程式だ。左手に「しない経営」、右手に「エクセル経営」(データ活用ゼロの会社がマクロ・VBAではなくエクセル活用で企業風土が劇変)により「低価格・高機能という4000億円の空白市場」を新ブランド「ワークマンプラス」で開拓。2020年3月期のワークマン+ワークマンプラスの売上は1220億円(前年同期比31.2%増)。経常利益は207億円(同39.9%増)。店舗数は9月末で886(ワークマン663、ワークマンプラス223)となり国内店舗数であのユニクロを抜き、どしゃぶりのアパレル業界でぶっちぎりの業績となっている。
☆「5年後に社員全員の年収を100万円上げる」と先に宣言し見事実現。スタープレーヤー不要の凡人による凡人経営を実現し、自ら動く社員が続出。最終章は『世界標準の経営理論』入山教授との対談から「知の探索」と「知の深化」型「両利きの経営」秘密を初公開。白熱対談。新サーバントリーダーが還暦で入社し、どうやって全員経営参画型「両利きの経営」に変えたのか。「ダイヤモンド経営塾」講演を聞いた経営者から「ドラッカーの“イノベーションと企業家精神”の体現者」という声も。商社時代はジョブズ型経営者だった著者がサーバントリーダーになる変化と社員の成長物語をノウハウとともに凝縮!
目次
はじめに:4000億円の空白市場を切り拓いた秘密
「何もしなくていいから」といわれた新米還暦CIO/頑張らない、残業しない、ノルマ課さない、極力出社しない、社内行事しない、接客しない
☆第1章 :「しない会社」にやってきたジャングル・ファイター
浅く広く何でもやる立ち上げ屋/CIOは30年先を見る
☆第2章:ワークマン式「第2のブルーオーシャン市場」のつくり方 2年経たずに220店舗「ワークマンプラス」の戦略/第2のブルーオーシャンのつくり方/異常検知と強みの発見/アンバサダーと商品開発/アフターコロナのブルーオーシャン
☆第3章:「しない経営」が最強の理由
社員のストレスになることはやらない/ワークマンらしくないことはしない/付加価値を生まないことはしない/巨人アマゾンに負けない戦略
☆第4章:データ活用ゼロの会社が「エクセル経営」で急成長した秘密
エクセルで企業風土を変える「エクセル経営」/マクロ・VBA・データサイエンティストはいらない/社員全員が経営に参画するチームのつくり方/90点を取らせ自信をつける/「何もしない2年間」がワークマン飛躍の原動力
☆第5章:なぜ「エクセル経営」で社員がぐんぐん成長するのか
社内教育の始め方/エクセル教育で人生劇変社員の事例
☆第6章:興味こそがやりきる経営のエンジンである
経営者は社員の夢にコミット/冗員ゼロ宣言し「2-6-2の法則」に別れを告げる/自信がない、押しが弱い社員が「データ」を武器したら劇変
☆第7章:「両利きの経営」はどうすれば実現できるか(早大ビジネススクール入山教授との対談)
この10年でNo.1書籍を経営にどう実践したか/「弱いつながりの強さ理論」と「レッドクイーン理論」/善意型サプライチェーンに驚愕