目次
※下記目次は、完成品とは若干違いが生じる可能性がありますがご了承ください。。
≪序章 暗号学――ヒエログリフからインターネットまで≫
古代の暗号使用
聖書に見られる暗号の原型
◆暗号学の始まり
古代ギリシアの暗号
◆ルネサンス
キリスト教と暗号
薔薇十字団の暗号
フリーメーソンの暗号
ルネサンス期のイタリアの暗号解読
◆修道院と革命
16世紀イングランドにおける諜報活動
バビントン謀殺事件の概要
バビントン謀殺事件における暗号
清教徒革命での暗号
17世紀フランスにおける暗号解読
17世紀のイギリスとフランスの暗号解読合戦
17~18世紀における暗号局の創設
アメリカ独立戦争における暗号
アメリカ独立戦争での英国派の暗号
アメリカ独立戦争での独立派の暗号
アケリカ独立戦争でのクリントンの失策
アメリカ独立戦争で独立派を制した暗号
マリ・アントワネットと暗号
フランス革命後の仏米関係
XYZ事件の暗号
トマス・ジェファソンの暗号
アーロン・バーのスキャンダル
ナポレオンの暗号
ナポレオンの敗因
◆機械化の時代
クリミア戦争における電信の使用
アメリカ南北戦争における電信の使用
ウィグワグの発明
ウィグワグの本格的な使用
南北戦争で活躍した女性間諜
南北戦争での南軍の敗因
1876年の大統領選における暗号
19世紀アメリカの西部開拓と電信
◆第一次世界大戦
第一次世界大戦での暗号
イギリス海軍における「40号室」の設置
ユトランドの戦いと「40号室」
「ツィンマーマン覚書」と「40号室」
オーストリア=ハンガリー帝国の諜報活動
マタ・ハリの諜報活動
アメリカの参戦と暗号編纂局
フランス暗号局「ビュロ・デュ・シフル」の活躍
◆1920年代と1930年代
アメリカにおけるM18の創設
M18におけるん本の暗号解読
米陸軍通信隊が暴いた石油利権スキャンダル
聴音哨と「屋上団」の通信傍受
スティムソンによる「ブラック・チェンバー」の縮小
日本における「特務班」の設置
◆第二次世界大戦
イギリスとドイツの暗号戦
「エニグマ」解読の歴史
イギリスによる「エニグマ」解読
アメリカと日本の暗号戦
アメリカによる「パープル」の解読
真珠湾攻撃までの暗号解読
アメリカ暗号局の復活
◆海戦
ドイツの暗号解読部隊による戦果
連合国による反撃
「マル・コード」の解読
JN25の解読
珊瑚海海戦においける暗号
ミッドウェー海戦における暗号
◆諜報と防諜
「ローテ・カペレ」による暗号解読
ゾルゲによる諜報活動
ルーシー機関による諜報活動
ドイツによるエジプトでの諜報活動
イタリアの諜報活動
フェラーズの失策
様々な暗号解読機の開発
◆戦争終結
Dデイにおける暗号
フォーティテュード作戦の捏造
バルジの戦いでの失敗
山本五十六の撃墜と暗号解読
原子爆弾と第二次世界大戦の終結
◆戦後の時代:スパイとセキュリティ
冷戦の始まり
ソヴィエトのスパイ活動
FBIによるスパイ捜査
防諜機関によるスパイ対策
ハイハネンによるスパイ活動
イギリスにおけるスパイたち
◆テクノロジー競争
産業スパイの暗躍
ジョン・ウォーカーによる機密漏洩事件
米国内のソヴィエトへの内通者たち
パワー・カーヴによる逮捕者たち
合衆国の裏切者たち
◆新たな暗号――公的・私的安全性の諸問題
新たな暗号学の必要性
DESによる暗号化
個人によるセキュリティ強化の時代へ
≪第1章 サイファ≫
◇転置式サイファ
*逆転置(逆転置のヴァリエーション)
*幾何学サイファ(ルート転置法/柵型/柵型のヴァリエーション/水平ルート/牛耕式水平ルート/垂直ルート/牛耕式垂直ルート/斜線ルート/牛耕式斜線ルート/時計回りルート/反時計回りルート)
*縦列型転置法(空白セルのある縦列型/斜線式縦列型/二重縦列型)
*4端転置法
*三角形および台形転置法
*単語転置法
◇換字式サイファ
*単一字換字法(シフト・サイファ/キーフレーズ付サイファ/ランダム換字式サイファ/文字数字式サイファ/複字式/ノック式サイファ/複字式のヴァリエーション)
*多表換字法(円盤/ポルタの円盤/表[タブロー]/鍵連鎖/ヴィジュネル表のヴァリエーション/多文字式サイファ、ポリグラフィック/代数サイファ/分割式サイファ)
◇サイファ装置と機械
*サイファ装置(トマス・ジェファソンの車輪サイファ/ウォッズワースの装置
ホイートストンのクリプトグラフ/サン=シールのスライド/円筒式クリプトグラフ
プレッツ装置/M-138とM-138A/M-94)
*サイファ機械の進歩(M‐209)
*電気式有線ロータ(エドワード・ヘバーンの電気暗号機/電気式サイファ機械[ECM]とECMマークII/SIGABA/エニグマ/タイペックス/コロッサス
/レッド/九七式欧文印字機とパープル模造機)
*解読不能サイファ(ボドー・コード、ヴァーナム・サイファ/モーボーンのワンタイム・システム/ワンタイム・パッド/VICサイファ)
*コンピュータ暗号(データ暗号化規格[DES]/2鍵暗号/RSAアルゴリズム/認証/鍵生成/量子暗号)
◇暗号解析
*暗号解析技術
*多表換字法解読のヒント
≪第2章 コード≫
*ノーメンクレイタ(ノーメンクレイタの作り方)
*書物コード(書物コードの作り方)
*コードブック(単式コードの作り方/複式コードの作り方/初期国務省のコード/第一次世界大戦におけるコード)
*商用コード(第二次世界大戦前のコード/第二次世界大戦のコード/JN25/日常生活のコード)
*コード解読(高度暗号化コードの解読)
≪第3章 信号≫
*手と腕による信号
*船舶旗リュウ信号
*手持式シグナル用具――旗、円盤、松明
*光信号(常置灯信号/火工品とクロノセミック・システム/反射光と閃光)
*機械的信号システム
*携帯式腕木信号
*技術の発達
*電子の戦場――信号の安全性と信号諜報戦
≪第4章 ステガノグラフィ≫
*隠匿の技術(不可視インク/クリプトフォトグラフィ)
*言語的隠匿(セマグラム/グリル/冗字サイフファ)
*現代の通信セキュリティ(レーザーと赤外線技術/パルス符号変調/バースト、スパート転送/スペクトル拡散)
≪第5章 文字と言語≫
*原始筆記(絶滅した文字/絶滅した文字の解読/楔形文字/エジプトのヒエログリフ/ヒッタイトの楔形文字とヒエログリフ/線文字B/マヤの絵文字)
*未解読文字(原始エラム文書/インダスの印章/線文字A/ファイストスの円盤/エトルリア語/ロンゴロンゴ/ヴォイニッチ写本)
*暗号的文字(ルーン文字/オガム文字)
*現代の絵文字(日本語)
*特殊集団の文字と記号(速記/視覚障害者用の文字/手話)
*人工言語と国際語(ソルレソル/ヴォラピュク/エスペラント)
≪第6章 人名辞典≫
≪第7章 問題と解答≫
≪第8章 付論≫
≪第9章 用語集≫
参考文献
索引