紹介
◆鏡リュウジ氏(占星術研究家)推薦!
「“神秘なるタロット”の揺籃はフランス。その聖地で生まれた、タロット教義の源流を辿る貴重な宝の書がついに姿を現した!」
◆アンドレ・ブルトンに大きな影響を与え、種村季弘の重要なソースともなったタロット解釈の歴史的名著がついに邦訳なる! スタニスラス・ド・ガイタの慫慂により、ヴィルト自らが、神話世界、天文学、占星術、カバラ、ヘブライ文字、フリーメイソン、錬金術など、多種多様な神秘思想に基づいて制作したタロットに秘められた深遠なる意味が解き明かされる。序文=ロジェ・カイヨワ
◆巻末には貴重な1889年版、切り取って使うことのできる1926年版のカードをオールカラーで収録。
目次
ロジェ・カイヨワによる序文
亡きスタニスラス・ド・ガイタに捧ぐ
はしがき
第一部 タロット――全体考察および論理的区分の考察
Ⅰ ― タロットの起源
遊戯用のカード
いわゆる『トートの書』
テラフィム
実証的データ
イニシエーションとしてのタロットの価値
Ⅱ ― タロットの秘密を明らかにする表徴
〈輪〉
反対物の類似
ヤキンとボアズ
タロットの軸
アルカナの第一グループ
解明のための置換
アルカナの第二グループ
第三グループ
最終グループ
11個のペア
四項対比
Ⅲ ― カバラとタロット
21という数字
三項の法則
神智学的操作
セフィロート
三×三項
総合的な三項
三つの七項
Ⅳ ― 占星術・天文学とタロット
黄道十二宮
黄道十二宮外の星座
ギリシア天球図の全体的象徴
Ⅴ ― シンボリズムの諸観念――形体と色彩
四つの表意記号
円
十字
惑星の記号
三角形
四角形
色彩
Ⅵ ― タロットとヘブライ文字
第二部 中世の秘められた知恵に関わる22のアルカナのシンボリズム
象徴の言語
Ⅰ ― 【奇術師】
Ⅱ ― 【女教皇】
Ⅲ ― 【女帝】
Ⅳ ― 【皇帝】
Ⅴ ― 【教皇】
Ⅵ ― 【恋する男】
Ⅶ ― 【戦車】
Ⅷ ― 【正義】
Ⅸ ― 【隠者】
Ⅹ ― 【運命の輪】
Ⅺ ― 【力】
Ⅻ ― 【吊るされた男】
ⅩⅢ ― 【死神】
XIIII ― 【節制】
XV ― 【悪魔】
XVI ― 【神の家】
XVII ― 【星】
XVIII ― 【月】
XVIIII ― 【太陽】
XX ― 【審判】
XXI ― 【世界】
XXII ― 【狂人】
要約と総括
Ⅰ ― 宇宙創成論の概略
Ⅱ ― タロットから導き出されるイニシエーションの課程
Ⅲ ― ヘルメス哲学に照らして見たタロット
Ⅳ ― タロットとフリーメイソンの対応
第三部 占術に応用されたタロット
Ⅰ ― 想像力
Ⅱ ― 占いの術
Ⅲ ― 占術の道具
Ⅳ ― タロット占い
Ⅴ ― 託宣の解釈
Ⅵ ― 解釈の例
Ⅶ ― 占いの術に関する現実
結論
補遺 本文に挿入されたパンタクルのシンボリズムに関する概略
様々なパンタクル
円、六芒星、〈まんじ〉
ヘルメス思想
薔薇十字とフリーメイソン
占星術
神話学
タロット
索引
訳者あとがき