目次
ショーペンハウアーの虚像をめぐって ショーペンハウアーの父と母 『意志と表象としての世界』の背景 西欧におけるインド把握の原型 晩年のショーペンハウアー 神秘主義に憧れた非神秘家 ショーペンハウアーの現代性 ショーペンハウアーとヨーロッパの世紀末 インド像の衝突 富永仲基の仏典批判とショーペンハウアー 侮蔑者の智恵 ニヒリズムとしてのドイツ思想の展開 ヨーロッパにおける歴史主義と反歴史主義 カール・レーヴィット『ブルクハルト-歴史の中に立つ人間』 矢島洋吉『ニヒリズムの論理-ニーチェの哲学』 北方的ロマン性 ドイツの言語文化 文学でなくなっていく演劇 小栗浩『「ファウスト」論考』 氷上英廣『ニーチェの顔』 エリーザベト・ニーチェ『ニーチェの生涯』上・下とラインホルト・グリムほか編『啓蒙主義とロマン派のあいだ』 知的節度ということ 人は己れの保身をどこまで自覚できるか 富と幸福をめぐる一考察 古典のなかの現代 ニーチェとの対話 哲学を哲学たらしめよ! 『意志と表象としての世界』〈抄〉
ショーペンハウアーの位置と魅力