目次
第一章 さんざしの枝に寄せて ―― 宮廷愛とルネサンス
第二章 聖体劇の精神史 ―― 宗教改革の嵐の中で
一 はじめに ―― ペイターとC・S・ルイス
二 聖ベルナールに倣いて ―― 中世的リアリズムへの道
三 反キリストの系譜 ―― 異端論争の間で
四 「称えられるべき年中行事」 ―― チェスター劇における伝統の創造
第三章 主題の変奏
一 窃視のルネサンス ―― エリザベス、ジョンソン、スペンサー、ダン
二 羊飼の変容 ―― 選民の理想から逃避空間へ
第四章 国際武闘派の周辺
一 国際武闘派の半世紀 ―― シェイクスピアの時代
二 ルネサンスの夜啼鳥 ―― その政治性と限界
第五章 逃げるシェイクスピア、追うシェイクスピア ―― 伝記二題
一 シェイクスピアとカトリシズム
二 ‘non, sanz droict’ から ‘NON SANZ DROICT’ ―― 一五九〇年代中葉のシェイクスピア
第六章 栄光に憑かれた悪漢たち ―― ステュアート朝悲劇のために
一 はじめに
二 フランシス・ボーモントとジョン・フレッチャー
三 トマス・ミドルトン
四 ジョン・ウエブスター
五 フィリップ・マッシンジャー
六 ジョン・フォード
七 王政復古期