目次
序論 日本的自然観はどのように成立したか
・ 原理としての自然
懐風藻の自然と自然観の成立(辰巳正明)
・ 季節・風土と自然
移り変わる季節(島田伸一郎)
四季詠と「気」(太田善之)
吉野の風土観と吉野詩の位相(井実充史)
・ 宴と自然
藤原門流の饗宴詩と自然観(胡志昂)
『懐風藻』の自然描写(波戸岡旭)
・ 中国思想の受容
『懐風藻』の「智水仁山」の受容と展開(山谷紀子)
・ 仏教と自然
懐風藻の自然観と仏教思想(山口敦史)
・ 植物と自然
懐風藻の植物(佐藤信一)
・ 恋愛と自然
閨情詩と自然(佐野あつ子)
・ 東アジア古代漢詩と自然
東アジア古代漢詩の風月とイメージ(余淳宗)
崔致遠の漢詩と懐風藻の自然(李妍淑)