目次
第Ⅰ部第一章貴族生活と和歌貴族とその人生観−作品にみるその片鱗−歌壇と個宮廷の詩人たち−宮廷詩の世界を中心に−王朝初期の宮廷詩後宮曲宴と和歌文芸様式と年中行事−古代・中世和歌−第二章古今和歌集と歌壇拾遺集勅撰集と私家集勅撰集と百首和歌物語文学と家集歌人としての道綱母第三章清少納言をめぐる人々−道長圏との関係−清少納言集原態「清少納言集」の推定とその享受清少納言集の性格枕草子の冬第Ⅱ部第一章院政期の歌壇忠通と顕季院政初期歌人と源氏物語「康和時」源氏享受の不可思議第二章源俊頼「俊頼髄脳」成立考源俊頼の古典摂取−「俊頼髄脳」を中心として−「とほしろし」か「おもしろし」か−俊頼歌論の問題点−源俊頼・藤原基俊の歌論−その対立の基盤−第Ⅲ部第一章古典の書写と伝存古典本文の伝流「うらうへ」考−後朝の文をめぐって−“ちらしがき”散見手鑑鏡−その史料性におよぶ−第二章流布本『大江千里集』(句題和歌)の原型について「拾遺抄」残欠異本の紹介飛鳥井雅親筆「堀河院百首和歌」について−永青文庫蔵新資料の紹介−第三章中世の文学遺品正治百首についての定家・俊成勘返状定家あて内裏からの文−順徳院治政初期における−中世和歌の新資料−藤原隆祐集・応永十七年八月十九日三席御会和歌序−為兼評語等を含む和歌資料−西園寺実兼をめぐって−勅撰集撰進と私家集−後光厳天皇宸翰書状−中世歌合に関する一、二の資料雅親と室町期の飛鳥井家