目次
指輪物語
「遠くへ行きたい」から四十年
ナマズくん、何も救わない
売られていった子牛
青い紅茶カップ
なぜ「全部愛してる」ではダメなのだろうか?
神だのみ
盛夏風物語
風船の女の子
犬と棒
夫の恋人
野の花スミレ
十六歳の頃に
日月潭に沈んだ村
ケセン語訳聖書に取り組む
村に一本のカツオブシ
自宅封鎖
二つの幸福の尺度
モンキー
工夫をこらし楽しみながら
よかまん
十円札
鬼神の声
メールか手紙か
サムライの遺産
あるピアノを囲んで
母の後ろ髪
夏はそうめんに限る
変わりゆくクルド
「かしやわ」と骸骨を乞うこと
道東の山で
ハチャメチャな時代にサンキュー
米の飯さえあれば
津波はもう結構
蝋燭の光でこの手記を書く
煉炭灰のにおい
森づくりにこめた夢
アメリカと私
老いた人、瀕死の人にも希望を
もっとかわいそうな子
ルーシーとラッパズイセン
父の遺品
リヒテンタールのシューベルト
極私的「名所」の誕生
鰯の頭
大きなブンダ
新婚旅行はアウシュビッツだった
花魁の香木
風景になる
われわれが貧しいのは豊かだからだ
最終講義
人間はすごいな