目次
はじめに
第I部 官僚制組織の自律とはなんだろう
第1章 「政治主導」の陥穽――見失われた緊張感ある政官関係
第2章 「天下り」問題にみる官僚組織の特質
第3章 「有識者会議」の濫設が意味するもの
第II部 政策の公共性と行政の責任
第4章 夢破れ「惨禍」が残る法科大学院――責任はどこに
第5章 「原子力ムラ」を育て,歩み続ける行政の責任
第6章 「創生」の名による「消滅」――地方創生の背理
第7章 「居住の権利」を奪う政策の貧困
第III部 市民の尊厳と行政の責任
第8章 道徳教育がはらむイデオロギー――「心の支配」は許されない
第9章 過労死を防げぬ労働行政――なにが問題か
第10章 「子どもの貧困」と「子どもの虐待」に透けてみえる行政の病理
おわりに 行政の責任と知の責任