目次
序説
第1章 エリート,政府,そして市民—英国から見た日本
第2章 日本人知識層の英国観とその変遷
第1部 明治・ヴィクトリア期
第3章 ヴィクトリア朝英国への日本人渡航者たち
第4章 「翻訳すべきか,せざるべきか」—明治期日本の『ハムレット』
第5章 明治初年の外交儀礼—日英交流史の一断面
第2部 戦間期
第6章 ラスキンの使徒—御木本隆三
第7章 山川菊栄—女性運動史上の日英関係断章
第8章 上田貞次郎の新自由主義・日本経済論
第9章 矢内原忠雄と大英帝国—植民地改革のモデルとして
第10章 見果てぬ夢—労働組合の日英関係(1930—1939年)
第11章 同時代英国の日本時評—新聞・書籍・書評および宣伝(1924—1941年)
第12章 国民をして国民に平和を語らしめん—英国放送協会と日本(1928—1937年)
第3部 戦後
第13章 政権党としての英国労働党と日本社会党
第14章 英国改革モデルとしての戦後日本
第15章 英国衰亡をかくす仮面かその刻印か—日本におけるおけるブリティッシュ
・カウンシルの文化外交(1952—1970年)
第4部 文明史的考察
第16章 十字架の勝利のために—英国による対日布教活動の概観(1869—1945年)
第17章 英国における日本美術の発見
第18章 二つの演劇文化が交わるとき—明治期の日本と英国
第19章 日本の歴史学における近代派の伝統—福沢諭吉・マルクス主義・大塚久雄