目次
文学の原質 あらゆる発想は明晰であるということについて 観念の自己増殖 還元的リアリズム あまりに近代文学的な 文学者の性理解 ドストエフスキイと私 ポオについて カントとの出会い 文学は何をなし得るか
批評の本質とその機能 迷路のなかの継走者 決定的な転換期 価値転換への試み 批評基準の退化 現実密着と架空凝視の婚姻 二十世紀文学の未来 『散華』と《収容所の哲学》 批評不信の底にあるもの 「自己批評」について 論理と詩の婚姻について
存在への接近 存在と非在とのっぺらぼう 夢について 可能性の作家 不可能性の作家 闇のなかの神仙 パネルの上の黒いランプ 存在と想像力 思索的想像力について